歩数計、脈拍センサー、健康アプリなどを搭載する“ウェルネスケータイ”として注目を集めているシャープ製端末「SH706iw」。型番の「w」は「wellness」(健康)の頭文字で、文字通りユーザーの健康をサポートする機能が盛り込まれている。なお、発表会で展示されていたのはモックアップのみだったため、実機で健康管理系の機能やアプリを試すことはできなかった。
SH706iwの基本機能は「SH706i」がベースになっており、3インチフルワイドVGAのNewモバイルASV液晶、映像を毎秒15フレームから30フレームに変換するワンセグ、ドルビーモバイル、光TOUCH CRUISERなどを搭載している。

ワンセグアンテナはSH706iと同じく、本体内部に収納するものではなく、側面に折りたたむタイプが採用されている(写真=左)。TOUCH CRUISER周辺には蒸着塗装が施されており、デザイン上のアクセントになっている(写真=右)SH706iwの健康管理サービスおよび機能は、内蔵機能や専用アプリ、体組成計などの外部機器を使い、「基礎データ入力」→「継続サポート」→「成果確認」という流れで利用していく。
まずは「基礎データ入力」について。食事の内容から摂取カロリーを入力したり、内蔵の歩数計を使うことで、消費カロリーや脂肪燃焼量、歩数などが待受画面に常時表示されるので、自分の健康状態を手軽にチェックできる。「身長や体重などは端末のネイティブデータとして入力でき、これらの基本データを元に、歩数から消費カロリーを計測したり、歩幅を掛け合わせることで歩いた距離を計測できる」(説明員)。
続いて「継続サポート」。プリインストールされている健康アプリを利用すれば、歩数・体重・消費カロリーなどをグラフで表示したり、歩数や食事履歴などに応じたアドバイスや、「ヘルシオメニュー」と連携した健康的なレシピ情報を提供してもらうことも可能だ。グラフデータや専門家のアドバイスにより、楽しく・的確に健康管理できるのが特徴だ。なお、健康アプリは基本は無料で利用できるが、「より専門的なサービスを受ける場合は有料にすることも検討している」(説明員)という。

待受画面に歩数と歩行距離が表示される(写真=左)。健康アプリはコラム/アドバイス/健康辞書/ヘルシオメニュー/成果確認/食事データ/健康データ/ランキング/HELPという9つのメニューで構成。インストラクターのキャラクターが歩き方などについてアドバイスをしてくれたり、歩数や体重をグラフでチェックできるほか、食生活についてのアドバイスも受けられる最後の「成果確認」は、脈拍計と体組成計を使って行う。本体裏側に供えられている脈拍センサーで脈拍を測れば、最適なウォーキングペースをチェックしてもらえる。さらに、体組成計などで計った体重や体脂肪率などのデータを赤外線通信でSH706iwに送信し、SH706iwのアプリ上でグラフ化することもできる。SH706iwと連携できるオムロンヘルスケア社の体組成計「カラダスキャン」は、SH706iwと同時期に発売する予定だという。
歩数計やカロリー管理機能、脈拍センサーも備えたウェルネスケータイ──「SH706iw」
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