NTTドコモが発表した705iシリーズは、発売が2008年1月以降と少し先になるが、いずれも905iシリーズ以上に個性的な端末がそろった。シャープ製の「SH705i」は、「SH704i」に引き続き、“カジュアルワンセグ”というコンセプトを継承する折りたたみ型の端末だ。
外観上の特徴は、やはり背面のファブリック(布地)をあしらった模様だろう。「実際の布から型を取った」(説明員)という、かなりリアルな模様で、背面の透明な樹脂パーツの下に本当に布地があるかのように見える。また0.8インチの有機ELディスプレイが、やや大きめの鏡面パーツの下に搭載されており、39×96ピクセルでバッテリー状態や電波強度、時刻などが表示可能になる予定。
ワンセグは右上ソフトキーに割り当てられる[TV]キーで起動する仕様で、縦位置と横位置の切り替えなどもワンタッチでできるという。ディスプレイは2.8インチのワイドQVGAで、SH704iの2.6インチワイドQVGAよりも一回り大きい。ホイップアンテナは側面にあり、端末内部から引き出すのではなく横にスイングする形状だ。
このほか明らかになっているのは、3.2MピクセルのCMOSカメラを搭載すること。上位機種と同様、上下左右と前後方向の手ブレを抑える6軸手ブレ補正を備えるほか、被写体ブレ補正機能も備える。またカメラ横に動かすだけで簡単にパノラマ写真が撮影できる「パノラマ撮影」機能や、名刺を読み取ってアドレス帳に登録できる「名刺リーダー」も標準装備する。
国際ローミングは3Gのみの対応で、FOMAハイスピード(HSDPA)には非対応。音声入力は非サポートながら、直感ゲームは楽しめる。FOMAプラスエリアと1.7GHzにも対応した。2in1、ビデオクリップ、うた・ホーダイ(WMA非対応)、着もじ、地図アプリ、ICお引っこしサービス、フルブラウザなども利用できる。
機種名 | SH705i |
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サイズ(幅×高さ×厚さ) | 48×106×15.5ミリ |
重さ | 約105グラム |
連続通話時間 | 約150分(テレビ電話:約100分) |
連続待受時間 | 約470時間(静止時) |
アウトカメラ | AF付き有効約320万画素CMOS |
インカメラ | − |
外部メモリ | microSD(別売り) |
メインディスプレイ | 約2.8インチワイドQVGA(240×400ピクセル)、26万2144色モバイルASV液晶 |
サブディスプレイ | 0.8インチ(39×96ピクセル)有機EL 1色 |
ボディカラー | Blue、White、Pink |
主な機能 | ワンセグ、着うたフル、うた・ホーダイ、国際ローミング(3G)、iチャネル、メガゲーム、直感ゲーム ほか |
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