「新たなブランドロゴのもと新たな成長を目指し、変革とチャレンジに向けて邁進していく」――。NTTドコモの社長に就任した山田隆持氏は、本社ロゴの除幕セレモニーで、こう宣言した。
新規キャリアの参入や番号ポータビリティの開始など、携帯電話市場のビジネスモデルが変革期を迎える中、“一人負け”といわれてきたドコモは、4月に「新ドコモ宣言」を発表し、顧客本位の経営に舵を切ると宣言。創業以来、初となるブランドの刷新を図るとともに、ドコモの地域会社を中央に1社化することで経営の迅速化や効率化を目指す考えだ。
そして7月1日、“新しいドコモ”を象徴する新たなブランドロゴを本社受付前に掲げ、名実ともに、新たなスタートを切った。
除幕式に参加した山田氏は、ロゴの持つ意味について「ロゴは特別色の“ドコモレッド”という赤で、この赤は躍動感やダイナミックさを表す。小文字を使って親しみやすさを表現し、デザインで未来に向けた無限の可能性や安心感、信頼感を表現した」と説明。新たなブランドのもと、大きな変革をしっかりと成し遂げなければならないとし、「お客様の視点に立って、お客様の満足度を何としてもさらに向上させていきたいという大目標に向かう、いよいよ実行の時。全社員が力を合わせて大目標に向かって進んでいきたい」と決意を述べた。
また、7月1日をもって地域ドコモを1社化することにも触れ、「ワンドコモでしっかり結束していきたい。結束するところに知恵と力が集まると確信している。結束して新たな変革を成し遂げていきたい」と意気込んだ。
除幕式には、5月からドコモのテレビCMに出演している女優の成海璃子さんも駆けつけ、セレモニーに花を添えた。平成3年にNTT移動通信企画として設立されたドコモと、平成4年生まれの成海璃子さんは、ほぼ同い年。「年齢を重ねていくごとに、すごく携帯電話が進化していっているのを感じます」(成海さん)
どんなときにケータイを使っているかという質問には「私は電話がすごく好きなんですね。やはり声が聴けるというのがいいなと思っていて。よく電話する相手は家族だったりとかいろいろです」と答えていた。
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