ワイヤレスジャパン2008のNECブースでは、NTTドコモ向けの夏モデル「N906i」「N906iμ」「N906iL onefone」「N706ie」「N706i」と、1年半ぶりに供給を再開したソフトバンクモバイル向けの新モデル「820N」「821N」の実機を大々的に展示。特に、N906iのスマイルシャッター、N906iμのワンセグ機能、N706ieのワンタッチオープン機構と常時点灯可能なサブディスプレイの歩数計、N706iと820N/821Nの青色LEDを使ったマイシグナルなどが人気だった。
無線LANを搭載したN906iL onefoneについては、ドコモの「ホームU」サービスを使ったデモをミニステージで披露。iモードの接続速度や、メールの送受信速度、動画のストリーミング性能などを「N904i」と比較し、大容量・高速通信のメリットを紹介した。
またミニステージ横では、昨年に続き次世代ケータイのコンセプトモデルを展示。本格的な映像撮影と編集が可能な“モバイルブロードキャスト”、就学児童向けに多彩なカメラ機能を持つ“モバイルキッズラボ”、NGN時代のシンプル端末“スーパースリム”、Nの原点でもある折りたたみ型端末をさらにコンパクトにし、各パーツを好み応じて交換できるようにした“シンプルクラムシェル”の4機種が紹介されていた。
音声端末と同時に、ドコモのFOMA HIGH-SPEEDモジュールを搭載したノートPC「LaVie G タイプJ」も用意され、下り最大7.2Mbpsという高速通信を体感することができた。「会場内はあまり電波状態が良くない」(担当者)とのことだったが、コンスタントに3Mbps程度を記録。現在選べるのはFOMA網のみだが、ほかのキャリアを使ったサービスを検討しているという。
こうしたイベントでは当たり前となった来場者アンケートだが、今回もNECは現行端末を使ったシステムを用意。回答者には東京・日本橋にある、NECギャラリー併設カフェ「espressamente illy」(エスプレッサメンテ・イリー)のアイスコーヒーが振る舞われたほか、NECグッズが当るルーレットも人気を博していた。
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