KDDIの2009年3月期中間決算、移動通信事業は売り上げ減も、連結は増収増益

» 2008年10月22日 16時21分 公開
[ITmedia]

 KDDIが10月22日、2009年3月期の中間決算を発表。連結売上高は1兆7473億円で前年同期比+0.8%、営業利益が2629億円で前年同期比+5.3%となり、増収減益だった第1四半期から一転、増収増益を記録した。営業利益に関しては、通期見通しに対して59.3%に達しており、順調に推移しているとしている。

 移動体通信事業は、売上高が1兆3607億円、営業利益が2879億円。売上高が、ツーカーの売上が計上されていた前年同期と比べて−1.5%と若干の減少となっている(au単体で見ると前年同期比はー0.9%)。ただ営業利益は前年同期比+5.3%と、しっかり利益は確保した。また下期以降は移動体委通信事業で販売奨励金などの削減を見込んでおり、営業利益も季節ごとの大きな変動が少なくなると想定している。

 販売奨励金の平均は3万8000円と、4万5000円と高騰した第1四半期から大きく下がり、1年前の平均約3万7000円レベルに戻りつつある。下期以降もこのペースは続くもようだ。ARPU(1ユーザーあたりの平均収入)は、cdamOneと1X、WINすべてを合わせたもので5940円だった。2009年3月期の通期予想では5660円としているが、第1四半期の5900円から、音声、データともに20円ずつ増えており、久々の前期比プラスとなった。ただ前年同期比で見ると、音声ARPUが減ってデータARPUが若干増えるという傾向に変化はない。WINのARPUは7100円(データ3040円、音声4060円)で、減少のペースがやや緩やかになった。

 固定通信事業では、アクセス回線数が継続して増えており、合計で518万回線になり、営業損失は引き続き改善しつつある。売上高は4231億円。連結子会社のCTCや、従来その他セグメントに含まれていたJCNグループ、海外固定系子会社の実績を含めた結果、前年同期比では19.3%の大幅増となった。営業損失は252億円で、通気の予想より少ない。今後は、赤字の主な要因となっているFTTH事業の損益を改善し、法人系のサービスやメタルプラス、CATV事業などとの利益を合計して、2010年度に固定通信事業の黒字化を目指す。

携帯業界のトレンドを知りたいと思ったら→+D Mobile「業界動向」へ
  • 各キャリアの発表会リポート
  • 国内外の携帯市場動向
  • 通信業界のキーパーソンインタビュー
  • 携帯事業者別シェア/携帯出荷台数
  • 携帯関連の調査リポート記事

携帯業界のトレンドや今後を把握するのに必要な記事だけを集めたのが“+D Mobile 業界動向”。記事はトピックや連載ごとにアーカイブされ、必要なときにまとめてチェックできます。
今すぐアクセス!


Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2026年09月29日 更新
  1. 20万円超のXperiaを「買い」に変えた3週間 ソニーが「モニタープログラム」を実施した理由 (2026年09月26日)
  2. 「SuicaでJR東海エリアをまたげない」問題、ついに解消か JR東海社長「勉強している」【訂正】 (2026年09月27日)
  3. なぜドコモはahamoの大幅値上げを避けたのか? 段階制で安くなるケースと「アップセル戦略」の狙い (2026年09月26日)
  4. ドコモ値上げの背景は? 副社長が語るahamoの競争力と、「楽天モバイル意識」の本音 (2026年09月25日)
  5. ソフトバンクとLINEヤフーが「Yahoo!スマホ買取」を始めた理由 スマホ高騰時代に目指す「中古の循環」 (2026年09月28日)
  6. ドコモが低容量プラン「ドコモ mini2」発表 6GB/12GBの2段階で月額3278円/4598円 (2026年09月25日)
  7. 高額な「iPhone Duo」を横目にどう選ぶ? Androidフォルダブルスマホをお得に買う方法【2026年9月版】 (2026年09月27日)
  8. “iPhone 18難民”の買い替え先は? 最新「iPhone 18 Pro」と型落ち「17/17e/16」から最適解を考える (2026年09月25日)
  9. JR東日本「分かりにくい」新幹線券売機を改善へ なぜ、スマホではなく「駅での最短1分購入」を実現? (2026年07月04日)
  10. パナの電動アシスト自転車、スマホ連携が可能に バッテリーの盗難防止や残量通知など 12月発売 (2026年09月28日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー