OKWAPは、ウィルコム端末に用いられるW-SIMスロットを備えたGSM端末「OK688」という製品の展示を行っていた。
OK688はGSM用のGSM用のSIMカードスロットとW-SIM用スロットを搭載。GSMは3バンド対応、W-SIMモジュールの装着でデュアルモード端末として利用可能だという。同じ場所に参考展示されていたW-SIMはGSM対応、CDMA対応、PHS対応、GPS対応の4種類。例えばCDMAモジュールを装着すると“GSM+CDMA”のデュアル端末として利用できるわけだ。
残念ながら、これら製品の発売時期や発売国、どの通信事業者から発売されるのかといったことはまだ秘密だという。W-SIMを用いるということで、もしウィルコムから発売されるならば日本国内はウィルコムのPHS網、海外ではGSM対応の国際ローミング機として利用できる端末ということになろう。こちらはぜひ日本での登場を望みたいところだ。
Huaweiブースには、一見すると単なる有線マウスにしか見えない製品「M3710」が展示されていた。
通信関連の総合展示会になぜマウスがあるのかと思ったが、なんとマウスの中にHSDPAモデムが内蔵されているのだという。仕様はW-CDMA 2バンド(900M/2100MHz)とGSM 4バンドに対応。下り最大7.2MpbsのHSDPA通信と上り最大5.76MpbsのHSUPAに対応する。
日本でもUSB接続タイプのデータ通信端末を所持するノートPCユーザーは多いが、“少し複雑な作業をするとき用”などにマウスも別途携帯する場合も多い。これなら接続するUSB端子が1つで済むし、いろいろ手間も省ける。そういえばなぜ今までなかったのだろうと思えるアイデア製品ではないだろうか。さらに1歩進んで、Bluetoothなどにて無線化してもらえるともっと便利に使えるようになりそうだ。
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