ソフトバンクモバイル、2009年初めに水戸市内でLTEの実証実験を開始──装置ベンダーはHuawei

» 2008年11月07日 13時06分 公開
[ITmedia]

 ソフトバンクモバイルは11月7日、2009年初めからLTE(Long Term Evolution)システムの実証実験を、茨城県水戸市内で行うと発表した。実証実験用の装置は、中国の華為技術(Huawei Technologies)の日本法人、華為技術日本(ファーウェイ・ジャパン)が提供する。

 LTEは、3GPPで規格化が進められている第3.9世代の広帯域無線通信技術の1つ。3Gを4G(第4世代携帯電話)へと進化させるための最終ステップに位置づけられている。3GPPでは、LTEの要求条件として「最大通信速度が下り100Mbps以上、上り50Mbps以上」「制御遅延50ミリ秒以下、伝送遅延5ミリ秒以下」であることが合意されている。ユーザー側の実効速度はHSPAよりも下りで平均3〜4倍、上りが平均3倍になる予定で、周波数利用効率も下りで3〜4倍、上りで2〜3倍になる。

 国内ではNTTドコモが「スーパー3G」という名称でLTEの早期導入を目指しているが、W-CDMA方式で3G携帯電話サービスを提供しているソフトバンクモバイルも、積極的にLTEの屋内実験などを行ってきた。

 今回の実証実験では、2008年1月から2月にかけて実施した屋内実験で、下り最大150Mbpsのスループットを達成したことを受け、屋外での電波伝搬や干渉特性、スループット特性、モビリティ性能、MIMOなどの評価を行う。水戸市内の3つの基地局で商用装置に近い構成のシステムを設置し、商用化に向けたデータ収集を行う予定。

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