ソフトウェアは、SH-04Aの発売が2009年2月から3月と発表されていることからも想像できるとおり、発表会の時点ではまだ未完成で、タッチパネルの操作性も評価できるレベルではなかった。しかし、すべての操作をタッチパネルでできるようにしたインタフェースは、きびきび動作するようになればなかなか使いやすそうだ。スライド型なので、閉じた状態でも大型のメインディスプレイがそのまま活用でき、電車の中などでも片手で簡単に操作できるため、iウィジェットなどを起動して必要な情報に素早くアクセスすることも可能だ。
待受画面が表示された状態で、タッチパネルに軽く触れると専用のタッチメニューが表示されるが、このほかにも十字キーを使い慣れた人に分かりやすい操作性を採用している。待受画面で指を上にスライドさせるとiウィジェットが呼び出せたり、下にスライドさせるとショートカットメニューを表示できたり、左右にスライドさせると着信履歴などにアクセスできたりするのだ。

待受画面でタッチパネルに軽く触れると、タッチパネル用の専用メニューが開く。ここから検索機能やブラウザ、地図アプリ、カメラ、ウィジェットなどを呼び出せるほか、電話帳やメール、iモードメニューなどにもアクセスできる

タッチパネル用メニューからたどってもいいが、待受画面で指を上にスライドさせるとiウィジェットが起動。下にスライドさせるとショートカットメニューを呼び出せる。左右にスライドさせると十字キーの右や左を押したときと同じように、履歴やリダイヤルなどを表示できる電話をかける場合は、ソフトウェアのダイヤルキーを呼び出す。タッチパネル上に大きめのキーが表示されるので押しやすい。さらに画面下部にはその時々の機能に応じたメニューなども表示されるので、端末を開いてキーを使わなくても簡単に数字の入力が可能だ。文字を入力するためのソフトキーも装備しており、ちょっとした文字列なら、QWERTYキーを使わなくても入力できる。入力方法は、携帯電話ユーザーが慣れ親しんだ10キー方式で、ケータイShoin7を使って日本語が入力できる。
ここまで画面の表示はすべて縦画面で紹介してきたが、SH-04Aは本体にモーションセンサーを内蔵しており、縦位置と横位置は自動検出して画面を回転してくれる。ほぼすべての機能で縦画面用のUIと横画面用のUIが用意されており、キーボードを引き出した状態と閉じた状態で表示が変わるものもある。なお本機のソフトウェアはまだ開発途上のものであるため、製品版では大きく異なる可能性があることはお断りしておく。個別の機能については、またの機会に改めて製品版になってから評価したい。
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