スリムでも妥協しない、“iμ”3代目の集大成──「N-02A」開発陣に聞く「N-02A」(1/3 ページ)

» 2008年12月16日 17時11分 公開
[岩城俊介,ITmedia]
photo NEC製の「N-02A」とCMキャラクターの橋本麗香さん

 (名はなくなりましたが)“iμ”シリーズ3代目の集大成です。“スリムだから……”という妥協はありません──。

 NEC製の「N-02A」は厚さ12.9ミリのスリムな折りたたみボディにフルワイドVGA(480×854ピクセル)の3.2インチディスプレイ、顔認識AF(オートフォーカス)付きの有効520万画素カメラ、ワンセグ、おサイフケータイ、GPS、Bluetoothなど、多彩な機能を盛り込んだ“エレガントスリム”ケータイ。ドコモの2008年冬商戦向けモデルとして発売早々に人気となり、2008年12月中旬現在、STYLEシリーズで最も売れている。

 N-02Aの人気の理由は何か。どんな特徴があり、2008年夏の人気モデル「N906iμ」の後継機種としてどこが進化したのか。NECの「N-02A」開発チームに話を聞いた。


photo NEC 「N-02A」製品企画担当の高須愛氏と加藤ゆみ氏

「N-02A」は“iμ”スリムライン3代目の集大成

── N-02Aはどんなケータイなのでしょう。

高須愛氏(以下、高須氏) N-02Aは、「N906iμ」の後継機種として開発しました。スリムで“外観と内面、双方の美しさ”にこだわったモデルです。

photophoto 厚さ12.9ミリのスリムボディを継承したまま、機能を大きく向上。Ash Gray、Sparkle White、Air Blue、Antique Goldの4色で展開する

加藤ゆみ氏(以下、加藤氏) 特に“iμ”のスリムライン3代目ということで「進化感」「高級感」を徹底して演出したいと思いました。N906iμで好評だった厚さ12.9ミリのボディはそのままに、高画素の520万画素カメラと大きく見やすい3.2インチのディスプレイに機能を向上させました。

加藤氏 これらハイエンドクラスの機能を搭載するには、本体サイズに大きく影響しがちな部品が必要ですが、厚さと幅(50ミリ)を大きくせずに実現したのが大きなポイントです。

photo 細かいラメ入りのAir Blue、表面にごく細かい凸加工があるAntique Gold

── 色がきれいですよね。例えばAntique Goldは、金色というか銅色というかオレンジ色というか、金属っぽい高級な感じがなんとも。

高須氏 デザインも徹底して“エレガント”にしました。仕上げや質感がそれぞれ異なる背面パネルに仕上げてあります。ボディカラーはAir Blue、Ash Gray、Sparkle White、Antique Goldの4色を用意します。例えばAsh GrayとAntique Goldの背面パネルにはごく細かい加工を施してありまして、触れていただくと何ともいえない感触が得られます。Sparkle WhiteとAir Blueには細かい赤と青のラメを含め、光が当たると“さりげなくきらきら”と光ります。

 背面パネルは金属風に仕上げられる蒸着塗装を施しています。N-02Aのコアターゲットには30代の女性を意識していますので、化粧品のパッケージのような世界観を演出できるよう意識しました。正直、背面パネルにはかなりコストがかかっています(笑)。

── 改めて、どんなユーザーを想定して開発したのでしょうか。

高須氏 全体のメインターゲットは30代の女性に据え、女性の視点を存分に取り入れました。ただ、デザイン性を重視し、自分の世界観を持っている男性ユーザーも意識してカラーリングを選定しました。

加藤氏 淡いブルーのAir Blueは“脱ピンク”ということで取り入れました。もちろんピンク系を否定するのではなく、確かに開発段階では候補色にありました。“ちょっとピンクは……”という女性ユーザーに対して提案したい色ということで採用しました。

── “脱ピンク”ってそんなにチャレンジを必要とすることなのですか?

高須氏 相当、長期間議論しましたね。全国各地でカラーに関するユーザーアンケートをとると、都会のユーザーはかなりバラバラですが、それ以外の地域の人はピンク色に対するニーズがかなりあるようでして。

加藤氏 ピンク系を入れない不安はありましたが、このAir Blueを見ていただくとかなり女性層の反応がよかったので安心しました、“このブルーならいける”と判断しました。

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