第4回 “ベーシックとバリュー”、結局何が違う?ケータイの「分離プラン」を改めて考える(2/3 ページ)

» 2009年01月20日 19時38分 公開
[坪山博貴,ITmedia]

 KDDIの場合は、典型的な分離プランである「シンプルコース」に対し、従来の方法に近い「フルサポートコース」も相応のメリットが存在する仕組みになっている。

 シンプルコースの基本料金はフルサポートコースより840円安いと仮定(誰でも割を適用し、プランSSシンプル以外のプランを選択する場合)すると、実質割り引き額は合計2万160円となる。この場合、2万1000円の値引きがあるフルサポートコースの方がわずかながら割り引き額が多いことになる。

 また、フルサポートコースは基本料金が高い分、auポイントプログラムの“マンスリーポイント”が貯めやすい(ドコモと同様に、シンプルコースの分割払い額はマンスリーポイント取得の対象にならない)上、付与率も高い。さらに24カ月を過ぎると基本料金が安いシンプルコース用の料金プランに移行できるので、移行する手間を惜しまなければ“24カ月以降も使い続けると損してしまう”という心配は少ない。

 ちなみにフルサポートコースの契約解除料は6カ月単位で下がるので、機種変更のタイミング次第で5000円以上も額が変わる場合があるのには少し注意したい。ただしフルサポートコースは誰でも割の契約解除料9975円が免除される特典がある。24カ月より前の“誰でも割契約中の解約”に限ると、フルサポートコースの方がおおむね割安になると思われる(ちなみにこの場合、機種変更なら「誰でも割」の解約は任意である)。

フルサポート解除料1カ月目〜6カ月目
 (改定前設定なし)
7カ月目〜12カ月目
 (1カ月目〜12カ月目)
13カ月目〜18カ月目19カ月目〜24カ月目25カ月目〜
2万1000円(改定前設定なし)1万6800円
 (1万8900円)
1万2600円6300円0円
※2009年2月に改定 (カッコ内は2009年2月以前の価格と期間)
※購入月が1カ月目
※この解除料はauポイントで充当できる

 ソフトバンクモバイルとウィルコムは、2009年1月現在も従来の方法で端末を購入できる。

 この場合、ほぼすべての端末が分離プランで購入するより24カ月間の実質端末価格は高いが、短期間で解約する場合は割安になる場合もある。例えば“出張期間中の3カ月だけ利用したい”というシーンにおいては、分離プランで購入してしまうと相当割高になるわけだ。もちろんキャリア側も短期解約に関しては「あまりありがたくはないユーザー」と考えると思われ、相応のリスクがあることは覚悟しておく方がよいかもしれない。ちなみに上記のような短期利用には、プリペイド端末の方が向いているだろう。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2026年08月22日 更新
  1. 「iPhone 18」シリーズうわさまとめ 秋にPro、来春に無印登場か 「さらなる値上げ」の可能性も考える (2026年08月19日)
  2. 「弊社のモバイルバッテリーが河川等に投棄されている」――運営元が警察および関係各所と連携 (2026年08月19日)
  3. 服の中に風を送る「腰掛けファン」はハンディファンと何が違う? メリットと購入前に知るべき注意点 (2026年08月18日)
  4. 清水寺の「5Gが入らない」をどう解決した? ソフトバンクが挑んだ景観保護とアンテナ設置の裏側 (2026年08月20日)
  5. ソニー、Xperia新モデルを予告 8月25日11時に発表 YouTubeで世界同時配信 (2026年08月21日)
  6. Pixel 11シリーズ実機レビュー:「薄型化の無印」と「背面が光るPro」、Gemini連動の新機能で何が変わったか (2026年08月20日)
  7. JR東日本「分かりにくい」新幹線券売機を改善へ なぜ、スマホではなく「駅での最短1分購入」を実現? (2026年07月04日)
  8. 最大24万強マイル還元のチャンス 新「ANAアメックス」誕生、日常決済で“旅が近づく”特典強化の中身 (2026年08月21日)
  9. きょう発売の「Pixel 11」、結局は何が進化点? Geminiの進化にも注目 (2026年08月20日)
  10. 「新喜皮革」のコードバンを使用したApple Watch用バンド登場 約2万円 (2026年08月21日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー