3D対応ケータイ「H001」はどんな仕組みで立体感を作り出す?

» 2009年01月29日 18時40分 公開
[ITmedia]

 KDDIが2009年春モデルとして発表した機種の中でも、注目を集めそうなのが「世界初」をうたう3D対応“Woooケータイ”「H001」(日立製作所製)だ。2008年10月に行われた「CEATEC JAPAN」のKDDIブースに展示されていた「3D液晶」を実用化、初めて搭載したモデルとなる。

photo 「H001」
photo
photo

 搭載されている3D液晶は、3.1インチ フルワイドVGA(480×854ピクセル)で、右目と左目でものを見る際に発生する方向の違いである「視差」を利用して、利用者へ奥行きを感じさせる。具体的には、電気的に制御されるフィルターである「視差バリア」を搭載、透過と遮断を制御し、右目と左目ぞれぞれに異なる映像を送るという仕組みになっている。また、ソフトウェア処理も併用することで、3D向けに制作されていないコンテンツにも立体感を与えることができる。

 本製品で採用された方式によるメリットは、メガネなどをかけなくても立体感を得られることと、専用に作成された3D用コンテンツはもちろん、本体カメラ機能で撮影した静止画やダウンロードした画像、ワンセグ放送など既存の2D映像/静止画にも立体感を与えられることが挙げられる。もちろん、3D用に作成されたコンテンツの方が高い立体感を得ることが可能であり、「Virtua Fighter 5 R」「アルトと不思議な海の森」などの3D映像が本製品販売開始後に製品サイトから提供される予定となっている。

photo 3D効果の強弱も設定できる
photo
photo 「3Dキー」でいつでも3D効果をオン/オフできる

 H001では本体テンキー「*」の下に「3D」キーを用意、ボタンを押すと任意のタイミングで2D/3D表示を切り替えることができる。配信が予定されている専用3Dコンテンツを再生する場合には自動的に3D表示がオンになる。

 左右の目の視差を使用する方式のため、立体に見えるかどうかは本体との視聴距離に左右されるほか、利用者の左右視力に差があると立体に見えにくくなる。また、2D映像/静止画を立体化する場合、起伏の少ないものや背景と手前が判別しにくいシーンなどの場合は立体感が得にくいという。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2026年02月10日 更新
  1. 「iPhoneの調子が悪いです」の文言、なぜアイホンのFAQに? 実はAppleと深く関係 (2026年02月08日)
  2. 総務省有識者会議が「手のひら返し」な我が国への示唆――日本を国際標準から遅れさせたのは自らの愚策のせい (2026年02月08日)
  3. 「東京アプリ」で1.1万円分をゲット、お得な交換先はどこ? dポイント10%増量+楽天ペイ抽選が狙い目か (2026年02月05日)
  4. KDDI、楽天モバイルとの「ローミング重複エリア」を順次終了 松田社長が言及 (2026年02月06日)
  5. 楽天モバイル、1000万回線突破も残る「通信品質」の課題 5G SAの早期導入とKDDIローミング再延長が焦点に (2026年02月07日)
  6. Googleが台湾のPixel開発拠点を公開 「10 Pro Fold」ヒンジ開発の裏側、“7年サポート”を支える耐久テスト (2026年02月09日)
  7. 東京アプリ、PayPayがポイント交換先に追加される可能性は? 広報に確認した (2026年02月05日)
  8. ソフトバンク、短期解約を繰り返す「ホッピングユーザー」を抑制 その理由は? (2026年02月09日)
  9. 東京アプリ、PayPayとWAON POINTをポイント交換先に追加 交換時期は「決まり次第案内」 (2026年02月09日)
  10. 「小型iPhone SEを復活させて」──手放せない理由SNSで話題 どこが“ちょうどいい”と評価されるのか (2025年11月29日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー

2026年