携帯各社は純増維持、ウィルコムは純減──1月契約数

» 2009年02月06日 15時52分 公開
[園部修,ITmedia]
グループ名 2009年1月純増数 累計(携帯シェア)
NTTドコモ 6万4300
 2in1:2200
5421万9400(51.1%)
 2in1:46万3200
KDDI 1万2600 3056万2800(28.8%)
ソフトバンクモバイル 12万400
 ダブルナンバー:1700
2012万200(19.0%)
 ダブルナンバー:1万400
イー・モバイル 7万1700 119万1800(1.1%)
携帯総計 26万9000 1億609万4200
(前月比増減率 0.3%)

 電気通信事業者協会(TCA)が2月6日、2009年1月末の携帯・PHS契約数を発表した。累計契約数は1億1064万3200。1月は年末商戦が一段落したことや、各社の2009年春モデルが1月下旬に発表されたこともあって、純増数は24万8200件にとどまった。

 携帯電話の契約数は累計で1億609万4200となり、26万9000件(約0.3%)の増加。経済状況が悪化する中で、各社とも純増は維持しているが、契約数の伸びは鈍化しており、純増数が10万を超えたのはソフトバンクモバイル1社のみだった。

 純増数の順位は、ソフトバンクモバイル、イー・モバイル、NTTドコモ、KDDIとなった。1位のソフトバンクモバイルは12万400件の純増を記録し、これで純増トップは21カ月連続。1月1日には累計契約数が2000万件を超えるなど、一時期より勢いは落ちているものの、新規契約の数は依然多い。2位はイー・モバイルで、7万1700件の増加。引き続きNetbookとのセット販売によるデータ通信カードの契約が多いという。同社は1月28日に月額780円からの新たな料金プラン「がっちりコース ケータイ定額プラン」を発表しており、音声契約の増加を目指すが、全体に占める音声通話ユーザーは2割程度にとどまっている。

 3位のNTTドコモは6万4300の純増で、累計契約数は5421万9400件。シェアは51.1%と緩やかな減少が続いている。「足元の景況が悪化している中でも、ある程度の純増数が確保できた」と広報部では話しており、引き続き新製品の投入が続いている端末ラインアップに自信を見せた。KDDIは1万2600の純増を維持したが、純増数は携帯4キャリアの中で最下位。最大の商戦期となる3月へ向け、2009年春モデルでの巻き返しを狙う。

Graph 純増数の推移
Graph 純増シェアの推移
MNP利用状況 差し引き
NTTドコモ 2500
KDDI −7300
ソフトバンクモバイル 4500
イー・モバイル 200

 番号ポータビリティの利用は低調で、流動性はかなり低くなっている。1月はMNP制度が始まって以来初めて、差し引きで1万件以上の変動があったキャリアが1社もなかった。MNPを利用したキャリア変更自体があまり行われなくなってきている状況が見て取れる。

Graph MNPの利用状況
  2009年1月純増 累計
・システム別
NTTドコモ(W-CDMA) 39万3400 4799万7900
NTTドコモ(PDC) −32万9100 633万1600
au(CDMA2000 1x) 2万4600 3022万8000
au(cdmaOne) −1万2000 33万4800
ソフトバンクモバイル(W-CDMA) 32万1900 1757万400
ソフトバンクモバイル(PDC) −20万1500 254万9800
イー・モバイル(W-CDMA) 7万1700 119万1800
・プリペイド契約
NTTドコモ −100 3万8400
au −7600 45万900
ソフトバンクモバイル −1万1100 106万4100
イー・モバイル 3300 2万1000
合計 −1万5600 157万4400
・通信モジュール
NTTドコモ −600 153万5900
KDDI(auモジュール系サービス用回線数) −1300 90万9100
ソフトバンクモバイル 0 3万2100
合計 −1900円 247万7100
・IP接続サービス
iモード(NTTドコモ) 3万900 4818万500
EZweb(KDDI) 1万3300 2592万6600
Yahoo!ケータイ(ソフトバンクモバイル) 7万3000 1613万4000
EMnet(イー・モバイル) 2300 5万1600
合計 11万9600 9029万2700

ウィルコムは2万800件の純減

グループ名 2009年1月純増 累計
ウィルコム −2万800 454万9000
PHS総計 −2万800 454万9000

 ウィルコムのPHS契約数は、2万800件の純減に転じた。引き続きデータ通信端末市場での苦戦が大きく響いているようだ。

 同社は2009年春モデルとしておサイフケータイ対応モデル「WX340K」「BAUM」の2機種を2月下旬から順次販売する予定。また上限が2800円のパケット定額を含む新料金プラン「新ウィルコム定額プラン」の提供を2月5日から開始している。ただ、今春試験サービスを開始予定の「WILLCOM CORE」が軌道に乗るまで、もうしばらく辛抱の時が続きそうだ。

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