“ねこぱんち”も高速撮影、スローモーションと写真編集は意外に遊べる──「L-01A」荻窪圭の携帯カメラでこう遊べ(1/4 ページ)

» 2009年02月12日 18時55分 公開
[荻窪圭,ITmedia]

 LGエレクトロニクスの「L-01A」といえば、120コマ/秒で撮れる高速動画撮影が大きなポイント……なのだが、いざ使ってみると、モーションセンサーを使って撮影時の縦と横の向きを認識してくれるし、顔認識AFもきちんと備えるし、しかもけっこうサクサク動くしと、意外になかなか快適に使えるカメラ機能なのであった。

photophoto LG製の「L-01A」(Carbon Black)。タッチパネルとタッチパネル用UI「TouchMedia」を用意する。TouchMediaを起動するソフトキーもタッチセンサーキーになっている。裏面にカメラがある。AF付きの5.1MピクセルCMOSセンサーを採用する
photophoto 本体はスライドスタイルでかなり薄い(厚さ15.7ミリ)。側面の[カメラ]キーを単押しすると静止画モード、長押しすると動画モードが起動する。このキーは半押し対応のシャッターキーでもある。バッテリカバーの中にmicroSDスロットがある。脱着は少し面倒

 何はともあれ、最初は高速動画撮影機能で遊ぼう。

 L-01Aの動画機能は30コマ/秒で撮れる一般的なVGAサイズと、120コマ/秒で撮れるQVGAサイズの2つを用意する。注目はもちろん120コマ/秒の方。そのまま再生するとこんな感じである。

120コマ/秒で撮影した動画を、そのまま通常再生(差はほとんど分からない) 生データはこちら
(ムービーはこちらからでも参照できます)

 PC上で再生しても、普通に再生されるだけだ。動きがやや細かいかなという程度。それはまぁ当たり前で、1秒に何コマだろうが、1秒の動画を1秒で再生すれば普通の動画である。よく見ると、動きが粗いか細かいかの違いがあるだけだ。

 120コマ/秒がどれだけのものかを知るには、スローモーションで再生しないと始まらない。

スローモーション再生 生データはこちら
(ムービーはこちらからでも参照できます)

 通常の速度では分からない、ねこがオモチャにじゃれつくときの細かい動き──そして“ねこぱんちの軌跡”がきちんと分かる。改めて見ると、これはかなり楽しい。

 ちなみにハイスピード動画撮影をウリにするカシオ計算機製デジタルカメラ(「EX-F1」など。レビュー参照)に、300コマ/秒で撮影したものを30コマ/秒の動画ファイルとして記録する機能がある。つまり1秒のできごとを10秒の動画として保存するもので、普通に再生するとすでにスローモーションの動画となっている。

 一方のL-01Aは、120コマ/秒で撮影したものをそのまま120コマ/秒の動画データとして保存する仕様。このため、ほかの機種やPCで普通に再生するだけでは違いは分からない。もちろんL-01Aの動画プレーヤーはきちんと「スロー再生」機能を備えるので、撮った120コマ/秒動画はすぐにスローモーションで楽しめる。

photo 縦向き時のファインダー画面。カメラ起動時のUIすべて横向きだが、向きセンサーがあるので、構えた向きに応じて写真の向きも切り替えてくれる

 では、改めてカメラ機能をチェックしてみよう。

 起動は簡単。側面の[カメラ]キーの短押しで静止画モード、長押しすると動画モードが起動する。メニューからカメラを選んでもいい。起動時間はなかなか高速で、側面の[カメラ]キーは半押しによるAFロックも可能だ。ただ、AFの速度がやや遅めなのは少々残念である。

 基本的には横向きのデジカメスタイルで自然に使えるよう設計されている。画面表示もすべて横向きUIだ。ただし、構える向きを検知するセンサーを内蔵しており、縦に構えて撮影した写真はきちんと縦位置の写真として保存される。これができないケータイカメラも多い中、なかなか感心だ。

 操作性はごくシンプル。画面の右側にアイコンが縦に5つ並ぶので、そこから項目を選ぶだけというスタイルである。撮影、フォトライト、接写モード、アルバム表示、カメラモード切り替えがここで行える。それ以外の設定は「設定」メニューから。設定メニューは場面モード(シーンモード)や明るさ(露出補正)設定、ホワイトバランス設定などがある。


photophoto 下キー(デジカメスタイル時は右キー)を押すと5項目の設定メニューが現れる。上下で選び、決定キーで実行できる
photo シャッターを半押しにするとAFロック。マクロモードにしなくてもかなり近距離までピントが合う。決定キーでも撮影できるが、このときはAFロックできないので注意したい

 手ブレ補正とオートフォーカスモードもきちんと選べる。ただ、この2つの設定は一度カメラを終了すると標準状態に戻ってしまう。暗い場所などで手ブレ補正を使用するときと、マクロ撮影などでAFモードを変更するときはその都度チェックが必要だ。

 AFモードには「顔追跡AF」もある。よくある顔検出機能は、自動的に顔を見つけてシャッターを押すと、そこにピントを合わせて撮影するというものだが、L-01Aの顔追跡AFは少し違う。シャッターを半押しにすると顔を検出し始め、半押しにしている間、検出した顔を追いかけ続ける仕様になっている。半押しした時点でピントも合わせているので、すぐにシャッターが切れるメリットがある。

 保存にかかる時間は約2秒。かなり快適だ。

 なお、L-01Aはタッチパネルディスプレイを備えるが、カメラ機能ではその恩恵に授かれない。例えばタッチした位置にピントを合わるとか、スライド操作で明るさ設定やズーミングできるとか、そんなタッチパネルならではの機能があるとありがたかった。

photophoto 設定メニューの「その他」タブに手ブレ補正やオートフォーカスモードがある
photophoto 「顔追跡モード」は、シャッター半押し中に顔を見つけると、それを追いかけてくれる機能だ
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