十字キーとソフトキーに割り当てられている機能と、ソフトキーの配列は、今回のKCP+端末では全機種共通となっている。十字キーの上でau one ガジェット、下で待受ショートカット、左右で発着信履歴の選択ができる。ソフトキーは左上にアドレス帳キー、左下にメールキー、右上にアプリキー、右下にEZキーが割り当てられている。また、決定キーからメインメニューを呼び出せるのも全機種共通だ。
ドコモやソフトバンク端末は、メーカーによってキーの配列が異なる場合があるが、au端末はほぼ統一されているので、他メーカーの機種に乗り換えてもスムーズに使いこなせるだろう。
キーの押し心地は、ソフトキーが突起していて十字キーにウェーブがかかっているCA001が最も快適だと感じた。反面、S001とSH001は十字キーと決定キーを押し間違えることがあった。



Premier3はクリック感は問題ないが、蒸着塗装されているので指紋がやや目立つ(写真=左端)。Xminiはこの中では唯一センサーキーを採用。操作に多少の慣れは必要だが、感度は良好で、大きなストレスを感じることなく操作できた。ブルッと震えるフィードバックも心地よい(写真=左中)。S001は十字キーのクリック感が浅く、決定キーと十字キーの溝が狭いので、誤操作をすることが何度かあった。激しいキー操作が求められるアクションゲームは少々辛いかもしれない。また、マナーキーとマルチキーがソフトキーの間にあるのも特徴だ(写真=右中)。H001は、ソフトキーが十字キーに向かってわずかにすり鉢状になっていて押しやすい(写真=右端)


T001は十字キーと決定キーが六角形という珍しい形状。各キーが大きく、問題なく操作できた(写真=左端)。CA001は各ソフトキーが突起しているのに加え、十字キーにウェーブがかかっていて押しやすい(写真=左中)。SH001はクリック感がやや固く、十字キーと決定キーを押し間違うことが何度かあった(写真=右中)。P001はキータッチが柔らかめ。クリック感は問題ない(写真=右端)メールやメモなど、ケータイで文字入力をすることが多い人にとっては、ダイヤルキーの操作感も見逃せないポイントだ。各キーがあまりにも小さいと当然押しにくく、誤操作をする確率も上がる。だからといって各キーが大きすぎるとキー面積が大きくなり、指の移動距離が増して負担がかかる。そこで、各ダイヤルキーの高さ(縦の長さ)と、キーの上端と下端、つまり“十字キーの上”と“ダイヤルキーの[0]”までの長さを調べた(下表を参照)。
ダイヤルキーが最も縦に長いのは、CA001とSH001の約8ミリ。上キーから[0]キーまでの距離はSH001の方が短く、指先の移動は少なく済むが、キー自体の押しやすさは、ウェーブ状になっているCA001の方が上だと感じた。CA001はこの中では上キーから[0]キーまでの距離が最長だが、極端に指に負担がかかると感じることはなかった。もちろん指の移動距離は短いに超したことはないので、1つの比較対象として参考にしてほしい。
| 各ダイヤルキーの高さ | 上キーから0キーまでの距離 | |
|---|---|---|
| Premier3 | 約4.5ミリ | 約57ミリ |
| Xmini | 約3ミリ | 約43ミリ |
| S001 | 約6ミリ | 約53ミリ |
| H001 | 約7.5ミリ | 約58ミリ |
| T001 | 約7ミリ | 約60ミリ |
| CA001 | 約8ミリ | 約64ミリ |
| SH001 | 約8ミリ | 約58.5ミリ |
| P001 | 約4ミリ | 約51ミリ |



シート上に正方形のキーを乗せたPremier3のダイヤルキーは、クリック感があり打ちやすい。各キーが離れているので誤操作もほぼない(写真=左端)。Xminiは各キーが突起しているとはいえ、さすがに縦3ミリは小さい。指の腹よりも爪先で押した方が誤操作を防げる(写真=左中)。S001はスライド端末のためダイヤルキーの面積はやや小さいが、各キーがわずかにウェーブ状になっていて押しやすい。[1][2][3]キーの上にスペースがあるのもよい(写真=右中)。H001はキー全体の横幅がやや小さい印象があるが、誤操作はほぼなかった(写真=右端)


T001のキーはわずかにウェーブがかかっており、押しやすさは問題ない(写真=左端)。CA001は、革や籐などの編み込みパターンをモチーフにしたキーを採用。各キーが縦と横で交互に突起しておりキー面積も大きいので、快適に押せる(写真=左中)。SH001はダイヤルキーがマットな質感になっている。キーの大きさは十分だが、ほぼフラットな形状。ソフトバンクのSH端末でもおなじみの「アークリッジスリムキー」などを採用してくれると押しやすかったと思う(写真=右中)。P001のダイヤルキーは、わずかに突起している数字そのものを押すという珍しいデザイン。クリック感が弱く、もう少し突起が欲しかった(写真=右端)
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