ソフトバンクモバイルは6月18日、同日公開された「iPhone OS 3.0」がMMS(S!メール)に対応したことから、iPhone 3Gで利用できるメールサービスを改めて周知した。
これまでiPhone 3Gは、キャリアのプッシュメールサービスとしてSMSのみに対応していたが、iPhone OS 3.0ではSMSに加えMMSも利用できるようになった。MMSは、携帯電話の電話番号かメールアドレスを使って最大300Kバイトまでのメールを送受信でき、SMSと違って写真などのデータを添付できる。電話番号を使う場合はソフトバンクの端末同士でしかやり取りできないが、メールアドレスを使うと他キャリアの携帯電話やPCなどとメールの送受信が可能だ。
iPhone 3G向けMMSのメールアドレスは、同社の音声端末向けS!メールと同じ「xxxxx@softbank.ne.jp」。ソフトバンクモバイルは、iPhone 3Gユーザー向けのMMS用メールボックスを6月15日に開設しており、既存のiPhoneユーザーにはすでにMMSアカウントがランダムで生成され付与されている。PCかiPhone 3Gから「My SoftBank」にアクセスすると自分のMMS用アカウントが確認でき、好みの(ほかのユーザーが使っていない)メールアドレスに変更できる。
また今後、S!メールに対応したソフトバンク端末からiPhone 3Gに機種変更する場合は、これまで利用していたS!メールのメールアドレスを引き継げる。旧ボーダフォン時代に使われていた「xxxxx@xxx.vodafone.ne.jp」もiPhone 3G用MMSで利用できるという(当然新規では設定できない)。
MMSの送信/読出料金は、ホワイトプラン(i)かゴールドプラン(i)に加入していて送受信先がソフトバンク(ディズニー・モバイル)端末の場合は無料。他キャリアの場合は0.21円/1パケットが発生する。そのほかの料金プランでは、オレンジプラン(i)/シンプルオレンジ(i)が0.105円/パケット、ブループラン(i)/ブループラン・バリュー(i)は0.21円/1パケットとなっている。
iPhone OS 3.0では標準機能としてSMS/MMSに対応するが、ソフトバンクモバイルはそれとは別に「新着MMS受信アプリ」を6月下旬にApp Storeで公開する。このアプリはケータイメールの“センター問い合わせ”に相当する操作を行うもので、iPhone 3Gの電源やMMS機能をオフにしていた間にメールボックスが受信したMMSを、端末にダウンロードする。なおMMSのサーバメールボックスがメールを保存している期間は、30日間だ。
なおiPhone 3G向けにMMSが提供されても、iPhone 3G向けのEメール(i)はこれまでと同じく無料で利用できる。そのためソフトバンクモバイルのiPhone 3Gは、MMSのxxxxx@softbank.ne.jpとEメールのxxxxx@i.softbank.jpという2つのメールアドレスを標準で使うことができる。
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