今年のドコモ夏モデルでは8Mピクセル以上のカメラを搭載したモデルがけっこう出てきた。その中で気になるモデルをまとめていじってみたのだが、これが思ったより大変だった。
タッチパネル搭載モデルが増えたのはいいが、黎明期だけあって操作系がそれぞれ異なるのだ。撮影しようと思ったらメニューを表示しちゃったりする。あと、F-09AとN-06Aは閉じた状態だと似てるのに、片方はスライド式でもう片方は回転式だったりもする。
さて、今回取り上げたのは、SH-06A、P-07A、N-06A、F-09Aの4モデル。SH-06Aは10M(1000万画素)のCCD、他の3モデルは8M(800万画素)のCMOSセンサーモデルだ。まずは作例比較の前に、基本的な操作体系を比べてみたい。ちなみに、どの端末も「ディスプレイを開いてケータイスタイルで撮る」ことはできるが、今回はできるだけ「デジカメっぽいスタイルで撮る」ことを考えて比較した。
回転2軸式のディスプレイで、ディスプレイをひっくり返すとカメラスタイルになる。撮影はタッチパネルにあるカメラキーをタップするか、側面にあるシャッターキーで。シャッターキーは大きめだ。縦横を感知するセンサーが働き、常にカメラの向きに応じて画面表示が変化するのはよい。
非タッチパネル機だが、2インチの大型サブディスプレイを使って「端末を閉じたまますぐに撮影できる」のが特徴。これはなかなか便利だ。
サイドのカメラキーを長押しすればカメラモードになり、すぐに撮れる(ただし撮影はフルオートで細かい設定はできない)。また、ヨコオープンした状態で撮るときは、親指で押しやすい[0]キーがシャッターになるのもいい。閉じた状態/ヨコオープン/タテオープンと、撮影のスタイルが3つあるという、なかなか希有な端末だ。タテオープン時は縦位置で、それ以外では横位置での撮影となる。
タッチパネルでスライド式。なので、開いたり閉じたりひっくり返したりひねったりしなくても、そのままカメラモードになる。
起動はカメラキーの長押し。あるいはサイドのロックキーでロックを解除してから、カメラキー長押し。撮影は側面にあるシャッターキー(ちょっと小さい)か、画面上のシャッターキーをタップすればよい。本体をスライドすると画面は縦位置に、さらに回転させても表示は縦位置のまま。でも、縦横のセンサーが働いて、横を向ければ画像の向きも横になる。
タッチパネルで回転式。F-09Aと同様、閉じた状態でカメラモードになる。起動はサイドのカメラキーを長押しするか、メニューからたどる。
F-09AやSH-06Aと違うのは「タッチパネルでのシャッター操作ができない」こと。基本的には側面のシャッターキーを使い、半押しでAF、全押しで撮影、となる。ボタンはちょっと小さくて押しづらい。撮影時に画面をタップすると「メニュー」が表示されるのだが、つい不用意に触ってメニューが表示され、あせることも。ディスプレイを閉じているときは横位置、開いたら縦位置での撮影となる。
さて、使い比べた印象だが、撮りたいと思ったときもっとも素早く撮れたのは「P-07A」だった。サブディスプレイはメインディスプレイに比べれば小さいし、見え具合もよくないが、「今すぐ撮りたい」ってとき重要なのは速度。ぱっと起動してさくっと撮れるのはよい。
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