写真で解説する「940P」

» 2009年11月13日 20時08分 公開
[山田祐介,ITmedia]
photo 940P

 ソフトバンクモバイルの「940P」は、同社の端末としては初となる、回転機構を備えた十字キー「スピードセレクター」を採用した“VIERAケータイ”だ。スピードセレクターは三菱電機製端末の独自デバイスとして人気を集め、三菱の撤退後はパナソニック モバイルコミュニケーションズがその技術を受け継いでいる。NTTドコモ向けには、2009年春に“P”の型番を冠したスピードセレクター搭載機「P-02A」がデビューしたが、今回、満を持してソフトバンク向け端末が登場した。発売は12月下旬以降を予定する。


photophoto ボディカラーはブラック、シャンパン、ムーンライトパープル、シルバーの4色。黒を基調としたディスプレイ面に、ボディカラーに染まったスピードセレクターが映える(写真=左)。裏面には、有効約811万画素のCMOSカメラを搭載する(写真=右)

photophoto シンプルな左側面(写真=左)に対し、右側面(写真=右)にはシャッターキーやワンセグ用のホイップアンテナなどを配置した

 スライド式のボディーには、ディスプレイ面とダイヤルキー面に程よい角度が付く「スイングスライド」機構を採用。“くの字”を描く折りたたみ型端末に近い使用感が得られる。また、ダイヤルキーにはそれぞれのキーがかまぼこ状に盛り上がった「ウェーブスタイルキー」を採用しており、指がかりがよくキーが押しやすい。

photophoto 筐体の分かれ目が弧を描くスイングスライド(写真=左)。ダイヤルキーは、かまぼこ状のウェーブスタイルキーを採用(写真=右)

 有効約811万画素のCMOSセンサーを採用したカメラは、携帯電話として世界最速(11月2日時点、ROA社調べ)という約0.84秒の高速起動が特徴だ。ボディ側面には大きく押しやすいシャッターキーが設けられており、端末を閉じた状態でも、このキーを押すと「かんたんタッチカメラ」のモードでカメラが素早く起動する。

 “タッチカメラ”という名前からも分かるとおり、940Pの3.1インチフルワイドVGA(480×854ピクセル)液晶ディスプレイには、タッチパネルが採用されている。ただし、タッチパネルを使ったユーザーインタフェースはあくまでもタッチカメラと画像ビュワー「わくわくタッチアルバム」の“専用”であり、機能全般でタッチ操作が利用できるわけではない。

photo タッチカメラのユーザーインタフェース

 タッチカメラでは、被写体を画面でタッチするだけでピントや露出が合う「タッチAF/AE」で、フォーカスを自在にコントロールすることが可能だ。また、画面の右上にズーム用のソフトウェアキーが設けられており、タッチすることで広角/望遠を調節できる。また、タッチ操作による撮影モードなどの各種設定の変更にも対応しており、画面左下の「機能メニュー呼出」を押すことで、メニュー画面が表示される。

 一方のタッチアルバムでは、画面を指ではらうことで次の写真や前の写真をサクサクと閲覧できる。また2本の指を使うピンチ操作で、写真の拡大や縮小が可能だ。写真を切り替える際のエフェクトにもこだわり、18種類のエフェクトを用意。設定でランダムを選択すれば、写真をめくるたびにさまざまなエフェクトがかかり、楽しく思い出を振り返ることができる。また、タッチアルバムから選択した画像を、事前に登録したブログに投稿する機能も設けた。画面のメニューアイコンをタップし、「ブログ投稿」を選択すれば、端末を開くことなく投稿が可能だ。

photophoto タッチアルバムでは、画面を指ではらうだけで、画像を次々と閲覧できる

 カメラの撮影機能としては、シーン自動判別機能「おまかせiA」に加え、追尾オートフォーカス機能「追っかけフォーカス」を搭載した。さらに、2人の顔の距離が近づくとシャッターが切れる「ラブシャッター」や、事前に設定した1〜5人までの顔がそろうとセルフタイマーが作動する「グループシャッター」も採用している。ラブシャッターを実際に使ってみると、顔の向きや動きによって人物を検出したりしなかったりということもあって、思い通りに動かないシーンもあったが、友人や恋人と楽しくコミュニケーションを取るツールとしてはおもしろそうだ。そのほか、最大ISO3200相当の高感度撮影に対応し、高輝度LEDフラッシュも搭載するなど、ケータイカメラが苦手とする夜の撮影にも強い。

photophoto ラブシャッターは「お友達」と「恋人」という2つのモードがあり、恋人に設定するとかなり顔を近づけないとシャッターが切れない

 ワンセグは、パナソニック モバイル独自の高画質技術を継承している。15フレーム/秒のワンセグ映像を60フレーム/秒に変換する「モバイルWスピード」や、「モバイルPEAKSプロセッサー」が生みだす最大1万:1の高コントラスト、色再現範囲の広い「高色再現性液晶」などがそうだ。また、ワンセグの受信感度を高めるために、ホイップアンテナと内蔵アンテナの信号を合成する「ダイバーシティアンテナ」を採用している。そのほか、加速度センサーによる画面の縦横検知にも対応し、端末を傾けると画面が自動で切り替わる。

photophoto 決定キーはイルミネーションの点灯部にもなる(写真=左)。高感度ダイバーシティアンテナによるワンセグ視聴が可能(写真=右)
photophoto スピードセレクターで操作しやすいメニュー画面を設定できる(写真=左)。33万画素のインカメラも搭載した(写真=右)
photophoto P端末らしく、プリインストールアプリが充実している

■「940P」の主な仕様

機種名 940P
サイズ(幅×高さ×厚さ) 約50×112×18.8ミリ
重さ 約149グラム
連続通話時間 3G:約220分/GSM:約230分
連続待受時間 3G:約640時間/GSM:約370時間
ワンセグ連続視聴時間 3.3時間(ECOモード時約6時間)
アウトカメラ 811万画素CMOS、顔認識AF/6軸手ブレ補正付き
インカメラ 33万画素CMOS
外部メモリ microSD(最大2Gバイト)/microSDHC(最大16Gバイト)
メインディスプレイ 約3.1インチフルワイドVGA(480×854ピクセル)TFT液晶
サブディスプレイ −
主な機能 ワンセグ、ミュージックプレーヤー、S!Felica、世界対応ケータイ、HSDPA、PCサイトブラウザ、S!電話帳バックアップ、S!GPSナビ、安心遠隔ロック、モバイルウィジェット、S!情報チャンネル(お天気アイコン)、S!速報ニュース、デコレメールマイ絵文字、動画10Mバイト対応、きせかえアレンジ、着うたフル 着うた、電子コミック、Bluetooth、赤外線通信
カラー ブラック、ピンク、シャンパン、ムーンライトパープル

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