Evernote日本版が登場――VAIOやスキャナーとも連携

» 2010年03月03日 19時20分 公開
[堀内彰宏,Business Media 誠]
米Evernoteのフィル・リビンCEO

 米Evernoteは3月3日、テキストや音声、画像などのデータを一元的に保存・管理し、複数のデバイスで同期して使えるソフト「Evernote」の日本語版を提供開始したと発表した。

 英語版と同じく基本無料で、Windows版やMac OS版、iPhone版やAndroid版、Windows Mobile版などのクライアントソフトを用意している。月額5ドルまたは年額45ドルを支払うとプレミアム会員となり、容量の追加やSSL通信による暗号化などが可能になる。

 提供開始に当たっての会見で同社のフィル・リビンCEOは「Evernoteは全世界で250万人のユーザーを抱えているが、日本は米国外で一番多い15万人のユーザーを抱えている」と、日本版開発の経緯をコメントした。

米国外のユーザー数の推移(左)とプラットフォームごとのアクセス数(右)。普及が進むAndroidからのアクセス数が急増しているという

 一部機能は国内の企業と協力して開発。メニューバーを日本語化したほか、オプションの設定画面なども日本語化している。

Evernote日本語版

 また、Evernoteでは画像に含まれる文字を認識して検索できるが、従来は英数字にしか対応していなかった。リビンCEOは日本語版の今後について、こうも話した。「90日以内に日本法人をオープンさせるが、それまでに日本語の画像認識技術を完成させる。漢字については当初は一部のみの対応になるが、徐々に増やしていきたい」。

設定画面なども日本語化

パートナーとの連携

 国内のパートナー企業とも連携する。

 ソニーは日本で発売するVAIO全機種に、Evernote日本語版をバンドルさせて販売すると発表。バンドル版では、Webカメラとの連携など独自の機能も提供する。ソニーでは「2009年末ころから、欧米で発売するVAIOではバンドルしていたが、日本語版のリリースに合わせて日本でもバンドルすることを決めた」としている。

 また、NTTドコモが4月に発売するAndroidケータイ「Xperia」にもバンドルされる予定だ。

「WebCam」ボタンを押すと、Webカメラの映像が表示され、「Evernoteの保存」ボタンを押すと、Evernoteに画像を直接送ることができる(クリックで画像を拡大)

 キヤノンのドキュメントスキャナー「imageFORMULA DR-150」とも連携。4月初めにリリース予定のソフトウエアを、キヤノンマーケティングジャパンWebサイトからダウンロードすれば、スキャナーで取り込んだ画像を直接Evernoteに送る機能が使えるようになる。

スキャン時に「スキャン結果をEvernoteに送る」を選択していると、画像を直接Evernoteに送ることができる(クリックで画像を拡大)

関連キーワード

Evernote | 日本語版 | VAIO | iPhone | Mac | Webサービス | Android


Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2026年08月11日 更新
  1. 楽天の三木谷氏がStarlinkに言及――「正直に言って……」 AST SpaceMobileは過疎地域や海上で効果発揮か (2026年08月10日)
  2. LINEの「ミュートメッセージ」有料化へ 相手のスマホを鳴らさずに送れる便利機能 (2026年08月10日)
  3. KDDIからの独り立ちを目指す楽天モバイル、ローミング交渉の現在地――両社の考えを整理 (2026年08月10日)
  4. 【ワークマン】1900円の「アーバンマルチストレージショルダー」 大きく開く小分けポケット搭載 (2026年08月10日)
  5. ハイエンドスマホ「arrows Alpha」、IIJで半額以下の3万円台に 11月4日21時59分まで【スマホお得情報】 (2026年08月10日)
  6. ソニーに聞く「Xperia 1 VIII」の裏側 デザイン刷新や20万円超えの理由、物議を醸したAIカメラ新機能の真相 (2026年08月10日)
  7. NHK受信料パトカー・消防車から徴収問題、猛反発を受け「検討を進めていく」と会長 (2026年08月07日)
  8. JR東日本「分かりにくい」新幹線券売機を改善へ なぜ、スマホではなく「駅での最短1分購入」を実現? (2026年07月04日)
  9. 楽天モバイルのローミングは「予定通り9月末に終了」 ただし「ルーラル限定で継続」の可能性も (2026年08月07日)
  10. 楽天モバイルの「営業損失」と「解約率」は改善を継続――楽天グループが2026年度第2四半期決算を発表 (2026年08月10日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー