iPhoneアプリ「ラブプラス i」 携帯の中に住む彼女に会ってきた夏にはiPadに最適化

» 2010年04月04日 17時10分 公開
[山田祐介,ITmedia]
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 「ラブプラスはiPhoneと一番親和性が高いかもしれない」――コナミが4月5日、人気恋愛ゲーム「ラブプラス」のキャラクターが登場するiPhone/iPod touchアプリ「ラブプラス i」シリーズをApp Storeで発売する。「ラブプラス iM」(高嶺愛花)、「ラブプラス iR」(小早川凛子)、「ラブプラス iN」(姉ヶ崎寧々)とキャラクターごとにアプリを用意し、価格は各600円。発売を翌日に控えた4月4日、秋葉原にあるソフマップ Mac Collection AKIBAでは体験会が開催され、アプリの内容が説明された。

 ラブプラス iは、スケジュールを管理するカレンダー機能に加え、画面をタップすることでキャラクターがさまざまな動きを見せるコミュニケーション機能、専用のマーカーを撮影することで写真の中にキャラクターを重ねられるAR(拡張現実)カメラ機能を備える。アプリは順次アップデートされ、衣装や音声の追加、GPSを利用した「リアルデート」機能の搭載など、さまざまな機能拡張が予定されている。


photophotophoto 画面をタッチするとキャラクターがさまざまなアクションを見せる

グラフィックがキレイだ!

photo 内田明理プロデューサー

 記事冒頭の発言は、ラブプラスのプロデューサーである内田明理氏のビデオメッセージから引用したもの。肌身離さず持ち歩く携帯電話で、静電容量式のタッチパネルによるキャラクターとの“触れあい”が楽しめる同アプリは、「現実を浸食する」というラブプラスのテーマにぴったりだ。コミュニケーション機能を起動し、画面のキャラクターに触れてみると、笑ったり、ツンとしたり、デレっとしたり……ユーティリティーアプリなのでゲーム的な展開は現状では用意されていないが、指で直接触れるドキドキ感は大きい。高精細なグラフィックも特筆すべきポイントで、恥じらう表情や動きがひときわリアルになっている。


photophoto キャラクターが時刻を教えてくれたりもする(写真=左)。スケジュール帳として利用が可能(写真=右)

 ARカメラ機能では、Webサイト「Touch KONAMI」(http://www.touch.konami.jp/)で配布されるARマーカーを使って、現実世界に3人娘を出張させることができる。アプリのカメラ機能を立ち上げてARマーカーを撮影すると、撮影した角度や距離と連動して、マーカーの場所にキャラクターが出現する。寧々さんを下から眺めたり、凛子の横顔にキュンときたりと、ファンならあれこれ試したくなること請け合いである。

photophoto ARカメラ機能もアプリの目玉だ。環境によってはARマーカーの認識がしづらくなるようで、体験会では思うようにキャラクターが出てこない場合もあったが、それはそれで……燃える
photophotophoto アップにしたり、下からのぞいたり、遠くから眺めたり……。マーカーの大きさによって、等身大から手のひらサイズまで、いろいろと遊べる

 今回はあくまでベーシックな機能を実装したのみであり、今後の機能拡張によってアプリの魅力はさらに増しそうだ。春ごろには、衣装や音声やARマーカーが新たに追加されるほか、専用ボイスの目覚まし機能、インターネット上のカレンダーとの同期機能、カレンダーと連動したイベント機能も追加される予定。さらに夏ごろにはiPadへの最適化に加え、GPSと連動する「リアルデート」機能が搭載されるという。詳細は明らかにされなかったが、紹介した以外にも機能拡張が用意されているとのことで、今後の発表にも注目だ。

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