ソフトバンクモバイルは5月27日、同社のケータイ107機種のブラウザにセキュリティ上の不具合があると告知した。
該当機種で、Yahoo!ケータイまたはPCサイトブラウザの「スクリプト設定」(JavaScript)をオンにしたまま悪意あるサイトを閲覧すると、個人情報が詐取されてしまう恐れがあることが確認された。ソフトバンクモバイルは、安全のため、Yahoo!ケータイとPCサイトブラウザのスクリプト設定をオフにするよう呼びかけている。
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スクリプト設定は、ブラウザのサブメニュー→「設定」→「セキュリティ設定」などの方法から変更できる。ただし端末によって操作方法が異なるので、詳細は同社のWebサイト(外部リンク)に案内されている取扱説明書の該当ページを参照してほしい。
該当機種のユーザーは、上記の設定を実行することで、JavaScriptに対応したWebサイトを閲覧できなくなるが、「非公式サイトは分からないが、Yahoo!ケータイでJavaScriptに対応しているサイトは少ない」(ソフトバンクモバイル広報部)とのこと。不具合が解消された状態でJavaScriptが利用可能になる時期は未定。なお、2010年夏モデルは不具合が解消された状態で出荷される。
ソフトバンクモバイル広報部によると、今回の不具合は2009年11月に発覚したという。不具合の発覚からすでに半年が経過しているが、「さまざまな対策を検討する中で、スクリプト設定をオフにすることが最善策と考え、今回の告知に至った」(同)。また、同不具合が原因で、個人情報を詐取されたというユーザーからの被害報告は、現時点では受けていないという。
今回の不具合は、現時点ではソフトバンクモバイルのWebサイトでのみ告知し、ユーザーへ個別にSMSなどで通知するといった措置は取られていない。
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