バリエーションが増えた「MEDIAS」 スマホはラインアップで攻める――NECカシオタブレットや海外展開も予告(1/3 ページ)

» 2011年11月01日 08時00分 公開
[平賀洋一,ITmedia]
photo NECカシオモバイルコミュニケーションズ 代表取締役 執行役員社長の田村義晴氏

 NECカシオモバイルコミュニケーションズは10月31日、国内3キャリアから発表された冬春モデル6機種の製品説明会を開催した。会見で同社代表取締役 執行役員社長の田村義晴氏は、Androidタブレットを2012年度の早期に投入することや、ドコモ向けスマートフォン「MEDIAS WP N-06C」をベースにした端末の海外展開について言及した。

 同社は2011年度の冬春モデルとして、NTTドコモ向けに「Xi」に対応した防水・大画面のハイスペックスマートフォン「MEDIAS LTE N-04D」と、大容量バッテリーを搭載し「Qi」準拠のおくだけ充電が可能な「MEDIAS PP N-01D」を開発。また、ソフトバンクモバイル向けに女性向けアプリを多数プリインした「MEDIAS CH 101N」をラインアップするほか、NECブランドとして初のau向けスマートフォンである「MEDIAS BR IS11N」をKDDIに供給する。田村氏は「この冬春モデルでは、念願かなって国内3キャリアにMEDIASを展開することができた。これを機会に、MEDIASのラインアップ拡充を図っていきたい」と意気込みを語った。

 なお、これらスマートフォン4機種に加えて、1630万画素カメラに対応しタッチパネル操作も可能な防水ケータイ「N-02D」と、待受800時間という長持ちバッテリーを搭載する「N-03D」のフィーチャーフォン2機種もドコモ向けに供給する。

photophotophoto 「MEDIAS LTE N-04D」

photophotophoto ワンセグアンテナを伸ばしたところ(写真=左)。側面にくぼみがあり、指がかかるようになっている(写真=中、右)

photophoto 「MEDIAS PP N-01D」(写真=左)と、「MEDIAS CH 101N」(写真=右)

photo 「MEDIAS BR IS11N」

photophoto フィーチャーフォンの「N-02D」(写真=左)と「N-03D」(写真=右)

3つのラインで展開する新しいMEDIAS

 NECカシオのMEDIASといえば、最薄部7.7ミリのAndroidスマートフォン「MEDIAS N-04C」と、防水仕様になっても厚さ7.9ミリというスリムさをキープした「MEDIAS N-06C」のイメージが強い。

 「MEDIASは、大きくて厚いスマートフォンの世界に、スリムボディを持ち込んだ」(田村氏)という通り、スリムなサイズ感に加え、防水仕様や女性を意識したボディカラーなど、フィーチャーフォンの経験を生かした端末作りがユーザーに受けいれられた。NECカシオはこの薄型というコンセプトを軸にしながら、MEDIASシリーズのバリエーションを広げる考えだ。

 「スマートフォンは差別化が難しいが、“モノの価値にコトの価値をかけ算する”という考え方でこれまでにない端末を開発し、MEDIASブランドで新しい価値を創造していきたい。これからLTEやマルチメディア放送が普及することで、さらにスマートフォン市場は活性化するだろう。またスマートフォンに強い海外メーカーの攻勢もあるが、海外メーカーに攻められるだけでなく、我々もグローバルに展開していきたい」(田村氏)

photophotophoto バリエーションを増やし、競争が増すスマートフォン市場での差別化を図るNECカシオ。さらに、モノの価値とコトの価値をかけ合わせることで、新たな価値を創造する

photophoto 国内向けモデルをベースに、海外展開も進める

 MEDIASシリーズは今回発表された4モデルから、3つのラインアップに分類されるようになった。最新のデバイスとプラットフォーム、そしてLTEに対応するハイスペックラインの「MEDIAS Z」、薄さを追求したボディのデザイン性をさらに磨いた「MEDIAS X」、そしてスマートフォンの初心者を想定し手軽さと使いやすさを両立させる「MEDIAS U」だ。具体的には、ドコモ向けのLTEスマホであるN-04Dが“Z”ライン、またN-01D(ドコモ向け)と101N(ソフトバンク向け)の2機種が“X”ライン、そしてau向けのIS11Nが“U”ラインを担う。こうしたバリエーションの展開は、次期モデルからさらに本格化するという。

 「Z/X/Uと分類された今回のモデルまでが、MEDIASの第1世代と位置づけている。2012年度から販売する最初のモデルがMEDIASの第2世代であり、タブレット端末を含めてラインアップの拡充をさらに進めていきたい」(田村氏)

 Androidタブレットの投入を予告したNECカシオだが、グループのNECからもAndroidタブレットが販売されている。これについて田村氏は、「MEDIASというブランドで開発するもので、モバイル用途に特化するモデルだ」と述べ、グループ内での競合について否定した。

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