自宅PCをスマホで遠隔操作──「Android版Luiリモートスクリーン」を試す

» 2011年10月31日 16時36分 公開
[岩城俊介,ITmedia]

Androdスマホ対応の「Lui」登場

photo 自宅のPCを、Androidスマートフォンでリモートアクセス/遠隔操作できるようにする「Luiリモートスクリーン for Android」。デスクトップPCが「自宅にある親機」、スマートフォンが「子機」となり、外出先から自宅PCを操作できる

 NECパーソナルコンピュータは10月31日、PC遠隔操作ソフトウェア「Luiリモートスクリーン for Android」を発表。同日よりダウンロード販売をはじめた。

 Luiリモートスクリーンは、NECが展開するPCの遠隔操作ソリューション群におけるクライアント側の操作ソフトウェア。同ソフトウェア群をインストールすることで、自宅のPCを外出先より遠隔操作できるようにする。

 このLuiリモートスクリーン for Androidは、個人向けPC LaVie/VALUESTARシリーズを展開するNECパーソナルコンピュータと、スマートフォンMEDIASシリーズを展開するNECカシオモバイルコミュニケーションズの連携により実現。まずはMEDIASシリーズ(N-04C、N-06C)、G'zOne IS11CAなど、NECカシオ製Androidスマートフォンを動作検証済み/動作対応とし、今後2011年冬モデルAndroidスマートフォンへの対応も順次行っていく。

 ダウンロード購入はAndroidマーケットにて行う。価格は2625円(税込み)、2011年1月31日までキャンペーン価格で525円。14日間試用できる体験版も用意する。必要スペックはOSにAndroid 2.2/2.3/3.1を採用し、解像度480×800ドット以上のディスプレイを搭載するAndroidスマートフォン、タブレット。ただ、確実な動作を提供するため、同社で動作確認を行った端末以外ではダウンロードできない。動作検証済みおよび動作検証予定の端末は以下の通り。

  NECカシオ製スマートフォン動作確認状況
動作検証済み MEDIAS(N-04C)MEDIAS WP(N-06C)G'zOne IS11CA
動作検証中 MEDIAS PP(N-01D)MEDIAS BR(IS11N)
動作検証予定 MEDIAS LTE(N-04D)MEDIAS CH(101N)


 サーバ側(遠隔操作される側)となるPCは、“原則”として一部下位CPU搭載モデルを除くWindows 7搭載のNEC製VALUESTARシリーズ、LaVieシリーズが対象となる。

 ソフトウェアのインストールは、AndroidスマートフォンでLuiリモートスクリーン for Androidをインストール→一緒にスマートフォンのSDメモリーカード領域にサーバ用ソフトウェア(インストーラ)がコピーされる→同ファイルをWindows PCへコピーし、Luiサーバソフトウェアをインストールする──という手段で実行する。初心者層では少しややこしい方法だが、動作非対応機器で“インストールしたのに動かない”などユーザーの困惑を防ぐべく、このような手段としたようだ。

photophotophoto 自宅PCのサーバソフトから機器を登録する。そもそも同Androidアプリは動作検証済み機器しかAndroidマーケットよりダウンロードできないが、子機登録時も同じく動作検証済み機器しか選択できない(動作検証次第で順次追加される)。子機登録は機器名よりプルダウンメニューより選択する。4ケタの認証番号を互いに入力して初期認証する仕組みだ

 機器の登録は、同一LAN内においてサーバソフトで表示される認証番号をスマートフォン側で入力して認証する。この認証が済めば、3G網、LTE網、公衆無線LAN網など外出先/外部ネットワークからでも自宅PCへリモートアクセスできるようになる。また、自宅PCの遠隔電源制御は「AtermWR8600N」などWOL(Wake on LAN)対応のルータの導入で対応可能だ。

 Luiリモートスクリーン for Androidは、既存のWindows PC用リモートスクリーンとほぼ同等機能を備える。タッチ用マウスカーソル操作機能「タッチマウス」を用意し、基本はマウスでの操作が主となるWindows 7も疑似的にタッチ操作で行え、ピンチイン/アウトでの表示拡大/縮小、フリック操作による部分表示位置の移動など、スマートフォンの画面・操作スタイルでも(自宅の)Windows 7をそこそこ快適に操作できるよう工夫している。

photophotophoto 写真や動画の再生も可能(地デジ録画番組やBD/DVDソフトなど、著作権保護が施されたコンテンツは除く)。タッチ操作用の疑似マウス機能や、(PCとスマートフォンでは解像度が異なるため)拡大表示、あるいは画面にフィットさせた1:1表示などで切り替えられる

 外部環境での実速度は実効約1Mbps以上が望ましいとするが、専用サーバとクライアントソフトでデータを圧縮/伸長して通信する仕組みのため、実データ量は適度に抑えられるという。

 動作はなかなかスルスル快適に動作しており、3G環境でも通信環境さえよければそこそこ普通に扱えそうだ。Xi対応ルータ経由での通信など、より速度に余裕のある環境なら、画質モード(画質優先/標準/動き優先)や転送モード(PC/Movie)を調整しつつ利用シーンに応じて高画質傾向なモードへ切り替えて使うのもありだろう。

 「対応機種は順次増やしていきます。MEDIAS LTEの動作検証もこれから取り組んでいく予定です」(説明員)

 (※初出時、一部誤解を与える記述がありましたので修正いたしました)
photophotophoto 転送モードはPC(普段操作用)とMovie(映像再生に特化した転送モード)の2つ、画質モードは画質優先(圧縮によるブロックノイズ感が少なめ)/標準/動き優先(画質は落ちるがレスポンスが向上)の各表示モードに切り替えられる
photophotophoto 小型で縮小した画面+タッチ操作はWindows 7のスタートメニュー操作はやや行いにくい。「アプリリスト」はAndroidメニューキーによく使うWindowsアプリを割り当てるもの簡易ランチャー的な機能だ。QWERTY/テンキー型、いずれかのソフトウェアキーボードも実装する

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