ブラウザでは富士通独自の機能であるページの「先読み」が可能になっている。画面右上の先読みボタンをタップすると先読みが始まり、現在開いているページのリンクすべての、1つ先のページをあらかじめ読み込んでくれる。地下鉄など電波環境の不安定な場所にいるときに便利だ。先読みを始めると途中経過がステータスバーに表示され、ここをタップすると先読みが停止する。試しに「ITmedia +D Mobile」のトップページで先読みをしたところ、先読みするリンク先が340以上あることが表示された。リンクが多いページほど先読みにも時間がかかることに加えてバッテリーの消費も増すので、電波環境の良い場所にいるときには多用しない方がいいかもしれない。
ブラウザ自体の操作性はどうか。実際に操作してみたところ、従来のARROWSでスクロールやダブルタップしたときなどに感じられたカクッとした動きはほとんどなく、滑らかかつ高速に動作した。それでもまだ「チューニングは完了していない」(説明員)とのことなので、製品版の出来が期待される。負荷の高い機能を使い続けたときなどに起こりやすい「発熱」については、「従来のARROWSとは違う手法で対策を強化している」(説明員)とのこと。会場で数10分ほど101Fを操作していた限りは、本体が特に熱くなることはなかった。



ホームキーの長押しで、最近起動したアプリ一覧が表示される(写真=左端)。ここからタスクマネージャを起動してアプリを個別/一括で終了させられる(写真=左中)。オリジナル手書きフォントの作成も可能(写真=右中)。ATOKをベースに富士通が作り込んだ日本語入力システム「NX!input」(写真=右端)
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