改めて@nifty do LTEは、
が魅力だ。
料金面について、最近は数百円〜1000円/月前後の低価格LTEサービスも話題だが、通信速度が100kbps前後ではちょっと不満と思う人は少なくない。通信量の少ないテキストベースのアプリ+スマートフォンだけの利用やバックアップ用としてならまだしも、それ以外で使うならかなりストレスがたまる速度だ。このような低価格LTEサービスでは一時的に速度制限を解除する有料オプションも登場しているが、こちらを利用するとユーザーによってはぐっと割高感が出てしまったりもする。メインで使うモバイルデータ通信環境として導入するなら、原則として速度制限を設けないサービスのほうが使い勝手がよいと思う。
では、7Gバイトの利用まで速度制限は設けていない携帯電話事業者3社のLTEサービスはどうか。こちらは料金がほぼ横並びの6000円前後/月と、最初からやや割高な傾向である。LTE対応スマートフォンとともに購入・契約するならそこからいくらか割引の手段はあるが、6000円台となると少し尻込みしがちな価格帯と思う。
最後に、多くの競合サービスと同様に自動更新の実質2年の契約となる点はどうか。筆者としては、LTE(のXi)サービスは、今後エリアもどんどん拡大する新世代のモバイル通信サービスとして積極推進する予定であり、2012年10月現在、この2年間でLTEが流行遅れで使い物にならないほどの新モバイルブロードバンドサービスが登場する可能性は極めて低いと考える。少なくとも2年は陳腐化することなく安心して使い続けられるはずだ。
これらのポイントにより、Xi+FOMAと同等の速度・エリアで使え、レンタルルータ料金込みで実質約4175.4円/月(キャンペーン価格を適用した実質価格)となる@nifty do LTEは、コストパフォーマンスはかなりよいと評価できる。高速・低遅延・広エリア(FOMA)に加え、比較的低価格──も考慮したLTEモバイル通信サービスを探しているなら、有力な候補として検討してみてほしい。
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