懐かしの「ロードランナー」が30年の時を超えてよみがえる――「Lode Runner Classic」

» 2013年01月24日 22時04分 公開
[園部修,ITmedia]

 Tozai Gamesが1月18日に配信を開始した「Lode Runner Classic」が話題だ。Lode Runner Classicは、Android 2.2以上を搭載したスマートフォンと、iOS 5以上のiPhone、iPad、iPod touchで楽しめる。価格は250円。

 ロードランナーといえば、かつて一世を風靡したアクションパズルゲーム。1983年に米国で「Apple II」向けに発売され、その後爆発的な人気を呼び、世界60カ国以上で50種類以上のプラットフォームに移植された。独自のタイトルも含めれば約100タイトルが発売されている。読者の中にも、かつてMSXやファミコンなどで遊んだ記憶がある人がいることだろう。

 ロードランナーは、雲梯とはしごと床で構成されたステージで、敵を避けながら、ステージ内に配置された金塊をすべて集めて最上段に上り、脱出を図るゲーム。金塊を取るためには、床のパーツをタイミングよく掘削して敵を穴に落としたり、プレーヤーが下に降りるための道をうまく掘ったりする必要があり、単純ながらも奥深いゲーム性が熱狂的なファンを生んだ。コンピューターゲームの金字塔ともいわれるタイトルだ。

 原作のApple II版ロードランナーには、全150面のステージが用意されていたが、Lode Runner Classicはこれを忠実に再現。ステージを順にクリアする「冒険モード」と、任意のステージのクリアタイムを競う「タイムアタックモード」の2つのモードでゲームが楽しめる。操作方法は、スマートフォンへの移植に合わせて最適化し、方向キー、タッチ、傾きセンサーのいずれかで操作できるようになっている。オンラインでのスコアランキングや、カラーカスタマイズ機能なども用意した。

 30年の時を超え、かつて遊んだことがあるオールドゲーマーから、今までロードランナーを知らなかったライトゲーマーまで、幅広いユーザーがいるiOS/Androidでロードランナーが楽しめるというのは、オールドファンとしては胸が熱くなる思い。ぜひダウンロードして楽しんでほしい。

PhotoPhoto 懐かしの青いブロックの画面。8ビットPCで遊んでいた頃の記憶がよみがえる?
PhotoPhoto キャラクターの操作は、画面上にパッドを表示して行う方法と、画面の上下左右と左上、右上、左下、右下の8カ所をタッチして動かす方法、それに傾きセンサーを活用する方法が選べる
PhotoPhoto ロードランナーを販売していたBroderbundのかつてのロゴマークを模したステージもある。スマートフォン版では、表示色のカスタマイズも可能だ
Button Lode Runner Classic
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