写真で解説する「ARROWS NX F-06E」“新しい”フラグシップを(1/2 ページ)

» 2013年05月17日 18時15分 公開
[Sho INOUE(K-MAX),ITmedia]

 富士通がNTTドコモの2013年夏モデルとして投入する「ARROWS NX F-06E」。初代の「ARROWS X LTE F-05D」から3代目の「ARROWS X F-02E」に至るまで、ドコモ向けのフラグシップモデルは「ARROWS X」を名乗ってきたが、今回は「ARROWS NX」となった。

 この“N”には、「“New”(新しい)、“Next”(次世代)、“Nippon”(日本)のスマートフォン」(関係者)という意味が込められている。ほかのメーカーが採用してないチップセットを搭載するなど意欲的な面があった歴代ARROWSのフラグシップモデル。ARROWS NXも5.2インチフルHD液晶やフルセグチューナーの搭載、NFC機能の決済対応など、スペックの高さに磨きをかける一方、バッテリーのさらなる大容量化やソフトウェアの改善など、実用向きの要素もふんだんに盛り込んだ。

photophoto ARROWS NX F-06EはBlackとWhiteの2色展開。どちらもつや消し加工となっている

 端末サイズは約70(幅)×139(高さ)×9.9(厚さ)ミリで、重さは約163グラム。F-02Eよりもさらに大きい約5.2インチのフルHD(1080×1920ピクセル)液晶を搭載したものの、サイズはほとんど変わっていない。今までのARROWS Xでは曲線的なデザインを採用していたが、F-06Eでは「REGZA Phone T-02D」のような直線的なデザインを採用した。直線的なデザインは度を過ぎると持ちにくくなるが、F-06Eは端末背面に向かって丸みを持たせ、さらに塗装をつや消しにして手になじむよう工夫されている。

 その表面は、塗料を2回塗布し、さらにフッ素系コーティング剤を塗布してはがれにくくするウルトラタフガードplusという取り組みはF-02Eと変わりない。しかし、今回はコーティング剤の下の塗料(A層)に本物のダイヤモンド粒子を加えて、耐久性を向上させている。

photophoto ボディは直線的なデザインになったが、背面に向けて丸みを持たせて持ちやすくしている。塗料の表層側はダイヤモンド粒子入りとなったが、見た目的にはまったく気付かない(写真=左)。イヤスピーカー周辺にはきれいに光るアニメーションイルミがある(写真=右)

 本体のイヤスピーカー周辺には「アニメーションイルミ」が搭載されている。音声着信時、通話中など、様々な場面できれいに光らせることができる。テーマによる一括設定も可能だ。

photo イルミネーションの設定メニュー

 両側面にはメタル素材をあしらって高級感を演出。左側面にあるボリュームボタンと電源ボタンの配列はF-02Eと同様で、スクリーンキャプチャーを左手の親指の腹だけでできる。右側面にはキーやボタンはなく、「F-06E」の刻印がなされている。

photophoto 両側面のメタル素材がデザイン上のアクセント。ここも直線的だ

 本体上面には、地デジ・モバキャス(NOTTV)用の伸縮式アンテナ、3.5ミリのイヤフォンマイク端子、microSIM(ドコモminiUIMカード)とmicroSDカードのスロットがある。イヤフォンマイク端子はキャップレス防水に対応している。microSIMはトレイを引きだして、その上にカードを乗せて差し込む。microSDカードスロットは、最大64GBのmicroSDXCカードに対応する。どちらも電源が入った状態で抜き挿しが可能だ。端末底面には、MHL出力端子を兼ねたMicro USB端子を配置している。

photophoto 端末上面(写真=左)と下面(写真=右)。上面のキャップレスのイヤフォンマイク端子はスマホピアスを挿しやすい。下面のMicro USB端子はMHLによる映像出力もできる
photophoto microSIMは、スロットからトレイを取り出し、溝に合わせて乗っけたものを本体に戻して挿入する。写真のSIM(Ver.4)ではNFC決済機能は使えない。使う場合は、ピンク色のSIM(Ver.5)に交換してもらう必要がある(写真=左端)。地デジ(フルセグ・ワンセグ)とモバキャス(NOTTV)用の伸縮アンテナ(写真=右)

 「端末のバランス感」(担当者)を重視したというF-06Eは、スペックの高さに加えて、より実用性重視の設計姿勢を貫いている。例えばプロセッサーは、Qualcomm製の最新クアッドコアプロセッサー「APQ8064T」(1.7GHz駆動)を採用した。ARROWSのドコモ向けフラグシップモデルでは初のQualcomm製プロセッサー搭載機になるが、その理由は「動作パフォーマンスを確保しつつ、特に電力消費面で改善を図った」(担当者)ためという。

 また、バッテリーは3020mAhとさらなる大容量化を図った。単純に大容量化すると本体の厚みが増えてしまうため、本体内にバッテリーを内蔵する設計を採用している。そのため、交換が必要になった場合はドコモの故障修理受付拠点での修理扱いとなる。バッテリーを大容量化するだけではなく、富士通独自の省電力機能「NX!エコ」をリニューアルして使い勝手や機能面での改善を図った。その結果、実使用時間で60時間以上(ドコモ測定)を達成した。

photo NX!エコはインタフェースがリニューアルし、より細かい設定ができるようになった

 F-06Eは、ドコモの2013年夏モデルのスマートフォンでは唯一「フルセグ」(フルスペックの地上波デジタルテレビ放送)を受信できる。展示会場は放送波が入りにくい条件だったため、イメージ動画での比較が行われていたが、画質の差を明らかに感じることができた。フルセグ関連の仕様は富士通モバイルコミュニケーションズがソフトバンクモバイル向けに提供する「ARROWS A 202F」と同様なので、そちらの記事も参考にして欲しい。なおフルセグ画質の録画には対応しておらず、番組はワンセグで録画される点も同様だ。

photo 左はワンセグ、右はフルセグをイメージした動画。写真では分かりにくいが、右側の動画は表示の破綻がほとんど起こっていない
       1|2 次のページへ

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2026年03月12日 更新
  1. 「iPhone 17e」と「iPhone 17」は何が違う? 3万円の価格差をスペックから検証する (2026年03月10日)
  2. 「iPad Air(M4)」実機レビュー 「もうProじゃなくてもいい」と思えた性能、だからこそ欲しかったFace ID (2026年03月09日)
  3. 「iPhone 17e」を試して分かった“16eからの進化” ストレージ倍増と実質値下げで「10万円以下の決定版」に (2026年03月09日)
  4. 自分で修理できるスマホ「Fairphone(6th Gen.)」を見てきた わずか10分で画面交換、2033年まで長期サポート (2026年03月10日)
  5. 携帯キャリアの通信9サービス、総合満足度はpovoがトップ サブブランド勢が好調 MMDが調査 (2026年03月10日)
  6. 庵野秀明、GACKT、ひろゆき、ドワンゴ川上らが集結 “カメラのいらないテレビ電話”をうたう新サービス「POPOPO」18日に発表へ (2026年03月11日)
  7. 60ms未満の音声遅延速度で端末をワイヤレス化「UGREEN USBオーディオトランスミッター」が30%オフの2309円に (2026年03月09日)
  8. キーボード付きスマホ「Titan 2 Elite」がUnihertzから登場 実機に触れて分かった“絶妙なサイズ感” (2026年03月09日)
  9. Qualcommのウェアラブル新チップが「Elite」を冠する理由 最新モデム「X105」は衛星通信100Mbpsへ (2026年03月11日)
  10. 【無印良品】ウエストポーチもになる「スリングバッグ」が3990円に値下げ中 植物由来の原料を使用 (2026年03月11日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー

2026年