F-06Eではモバキャスも受信できる。2013年夏モデルの共通の特徴としてモバキャス番組の録画が可能となった。録画できる番組の場合、画面をロングタップすることで録画メニューが表示される。番組表からの予約録画も可能だ。録画先は、本体内蔵メモリーとSDカードのどちらにも対応する。なお、「権利の都合上、録画に対応しない番組もある」(説明員)ことを覚えておきたい。
同梱の卓上ホルダは、202Fのものと同じく横置きタイプ。形状も同様で、本体のスピーカーからの音抜けをよくするダクトも設けられている。卓上ホルダで充電を始めると「シアターモード」が自動的に起動する。
OSはAndroid 4.2を搭載した。OSの標準機能として、ロック画面へのウィジェット配置やMiracastによる映像伝送ができるようになった。原則としてMiracastやMHLでの画像出力に制限は無いが、権利関係で明示的に禁止しているアプリやフルセグは出力できない。また、モバキャス(NOTTV)を出力する場合は、外部出力側にのみ映像が伝送されるようになっている。
ホームスクリーンは出荷状態で「docomo Palette UI」がセットされている。設定変更で、富士通オリジナルの「NX!UI」やOS標準のホームを選ぶこともできる。
F-06Eで新たに搭載された面白い機能としては、「スライドディスプレイ」が挙げられる。これは、画面上のシステムキー横の下向き矢印をタップすることで、画面が下に降りてくる、というもので、202Fでも搭載されている。試してみた限りでは、何を表示していても画面を“下げる”ことができるようだ。
そのほかF-06Eは、おサイフケータイと赤外線通信、「スマート指紋センサー」など、今までのARROWSでおなじみの機能は全部搭載している。またカメラ機能は基本的にはF-02Eのそれと同様で、機能はかなりシンプル化された。
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