「あなたにピッタリの情報をちょうどいいタイミングでお知らせする」―――そんな未来の世界のような出来事が、いまのスマホでは実現している。それが「Google Now」だ。
Google Nowは、Android 4.1以上のスマホやタブレット、iOS 5.0以上のiPhone/iPadに対応するサービスである。利用できる機能はOSにより異なるので、各OSで利用できる機能を見ていこう。
Google Nowを利用するには、まず設定を行う必要がある。ホーム画面上のGoogle検索窓をタップし、メニュー→「設定」→「Google Now」をオンにする。オンにしてからトップ画面に戻り、「使ってみる」を選ぶとGoogle Nowが起動する。iPhoneの場合の設定方法などについては後述する。

「Google Now」の設定を「ON」にする。表示するカードの設定などはここから行う(写真=左)。「使ってみる」を選択すると、Google Nowの利用を開始できる。必要なカードだけが状況に応じて表示され、不要になったら左右にスワイプしてカードを削除できる(写真=右)起動するには、多くの機種の場合、ホームキーを長押しすると画面上に「Google」というアイコンが表示されるので、アイコンに向かって指をスワイプする。また、機種によってはメニューボタンの長押しで起動することもある。
Google Nowで利用できる機能はさまざまで、その日の天気や、Googleカレンダーに登録している予定、現在地から自宅や職場までの経路などを、「カード」として表示できる。また、最近では付近で開催されるイベントのカードなども表示されるようになった。各カードをタップすると、詳細情報を確認できる。
また、日本独自の機能として、終電お知らせの機能もある。自宅以外の場所にいる場合、最寄り駅の終電時間が近づくと通知してくれるカードだ。
筆者が個人的に便利だと感じたのは、パソコンとの連携性の高さである。たとえば、パソコンのGoogleマップで成田国際空港までの経路を検索すると、次にスマホでGoogle Nowを起動した際に、成田国際空港までの経路のカードが表示される。いちいちスマホで調べ直す必要がないのはありがたい。また、Googleマップでなくても、通常のGoogle検索でどこかのスポットを検索すれば、そのスポットまでの経路を教えてくれる。
また、ウィジェットを利用できるのはAndroid端末ならではの利点だ。上位に表示されているカードが表示される仕様で、Google Nowを起動することなく情報を確認できる。
iOS版Google検索のアップデートで「Google Now」が利用可能に
Android版Google検索アップデートで「Google Now」新カード追加
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