米Google傘下のMotorola Mobilityは11月13日(現地時間)、4.5インチのAndroid搭載スマートフォン「Moto G」を発表した。
8月に発表した米国市場向け「Moto X」よりも安価で、“並外れた電話を並外れた価格で”とうたっている。
まずは新興国市場であるブラジルや欧州の一部地域で発売し、来年1月には米国でも発売する。2014年中に、30カ国以上で販売する計画だ(日本で発売されるかどうかは不明)。
米国での販売価格は8Gバイトモデルが179ドル、16Gバイトモデルが199ドル(いずれもSIMフリー)。
同社は、高性能のスマートフォンに600ドルも費やしたくない価格に敏感な消費者は、これまでは性能の低い新しい端末を買うか、型落ちで新しいアプリが使えない端末を買うしかなかったが、Moto Gは第3の選択肢を提供するとしている。
デニス・ウッドサイドCEOは発表イベントで、Moto Gは低価格ながら、韓国Samsung Electronicsのフラッグシップ端末「GALAXY S4」のようなハイエンド製品に匹敵するユーザー体験を提供すると主張した。
Moto Gのプロセッサは1.2GHzクアッドコアのQualcomm Snapdragon 400で、Android 4.3(コードネーム:Jelly Bean)を搭載する。OSは来年初頭にAndroid 4.4(コードネーム:KitKat)にアップデートされる。ターゲットとする市場が新興国であるためか、LTEには対応しない。(記事末にMoto XとMoto Gの仕様比較表を掲載しました。)
Moto Xと同様に背面がカーブしたデザインで、背面の色は7色(ケースを自分で交換できる)。オプションで7色の「Flip Shell」(フリップカバー)や5色のゴム製「Grip Shell」(バンパー)を選べる。
機種名 | Moto X | Moto G |
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OS | Android 4.2.2 | Android 4.3(来年初頭に4.4に更新) |
ディスプレイ | 4.7インチ(720×1280、316ppi) | 4.5インチ(720×1280、329ppi) |
CPU | Motorola X8(1.7GHzデュアルコア) | Qualcomm Snapdragon 400(1.2GHzクアッドコア) |
RAM | 2GB | 1GB |
ストレージ | 16/32GB(32GBはAT&Tのみ) | 8/16GB |
外部メモリ | なし(Googleドライブの50GBが2年間無料) | 同左 |
メインカメラ | 1000万画素 | 500万画素 |
インカメラ | 200万画素 | 130万画素 |
サイズ | 129.3×65.3×5.6〜10.4ミリ | 129.9×65.9×6.0〜11.6ミリ |
重さ | 130グラム | 143グラム |
バッテリー容量 | 2200mAh(無線充電対応) | 2070mAh |
ネットワーク | 2G(GSM/GPRS/EDGE)、3G(UMTS/HSPA+42Mbps、CDMA/EVDO)、4G(LTE) | 4G(LTE)には非対応 |
価格 | 16GBが199ドル、32GBが249ドル | 8GBが179ドル、16GBが199ドル |
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