ASUS、Atom搭載スマートフォン「Zenfone」の性能をアピール2014 International CES(1/2 ページ)

» 2014年01月08日 02時31分 公開
[本間文,ITmedia]

インテルアーキテクチャ採用のスマートフォンラインアップを拡大

 ASUSTeK Computer(以下、ASUS)は、2014 International CESの開幕を明日に控えた1月6日(現地時間)に発表会を行い、ASUSの新しいスマートフォン「Zenfoneシリーズ」とPadfoneの小型モデル「Padfone mini」の4製品を発表した。いずれの製品もモバイルプロセッサーにIntelのAtomシリーズを採用する。

 「Zenfone 4」は、カラフルなプラスチックボディを取り入れた4インチディスプレイ搭載の薄型モデルだ。モバイルプロセッサーにAtom Z2520(1.2GHz)を採用する。有効500万画素のカメラも内蔵する。Zenfone 4の米国市場価格は99ドルからとなる見通しだ。

ASUSが発表したスマートフォン「Zenfone」シリーズは4モデルが登場する(写真=左)。ZenfoneシリーズのバリューモデルとなるZenfone 4は99ドルで投入予定だ(写真=右)

 その上位モデルになる「Zenfone 5」は、手袋をしたままでも操作できる「GloveTouch」機能を備えるほか、暗い場所でも4倍の明るさで撮影を可能にするローライトモードや手ブレ補正機能などを備えた有効800万画素の“PixelMaster”カメラを搭載する。ディスプレイには、5インチIPS液晶パネルを採用し、解像度は1280×720ピクセル。モバイルプロセッサーにAtom Z2580(最大2GHz)を搭載する。価格は149ドルから。

Zenfone 5は、暗いところでも通常の4倍の明るさで撮影できるローライトモードなどを導入する有効800万画素の“PixelMaster”カメラを搭載する。価格は149ドルを予定している(写真=左)。手袋をつけていても操作できるZenfone 5は、アウトドアでどのような状況でも使えるモデルとしても訴求する(写真=右)

Zenfone 5は、背面にラウンドフォルムを採用して持ちやすい形状を取り入れている。また、オプションの背面カバーでは多彩なカラーバリエーションを展開する

 Zenfoneシリーズの最上位モデル「Zenfone 6」は、F値2.0の高性能レンズを組み合わせた有効1300万画素カメラを搭載する。また、鉛筆でもペン入力を可能にする「PenTouchテクノロジ」を導入した。液晶ディスプレイは6インチのIPSパネルを採用して解像度は1280×780ピクセル。モバイルプロセッサーは、Zenfone 5と同じAtom Z2580を採用してこちらも最大2GHzで駆動する。価格は199ドルからとなる見通しだ。

Zenfoneシリーズの最上位モデル「Zenfone 6」は、鉛筆などでもペン入力が可能な“PenTouch”をサポート。価格は199ドルの見通しだ

背面には、F値2.0の明るいレンズを組み合わせた有効1300万画素の“PixelMaster”カメラを搭載する(写真=左)。オプションでは、サムスン電子のGALAXY S4やGALAXY Note 3の「S View カバー」のように、窓を設けて、ディスプレイを閉じるとその窓にあわせた表示を行うカバーを用意する(写真=右)

PixelMasterカメラの主要機能。暗いところでは撮影する画素数を減らして隣接する撮像素子も利用することで約4倍明るい画像にして撮影を可能にするローライトモードを導入する(写真=左)。写真を連続的に撮影することで、動きの予測しづらい被写体のベストショットを選ぶことができる「Time Rewind」機能も導入した(写真=中央、右)

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