ZTEの“IGZO”モデルと「ZTE nubia 5s」の実力をブースで知る2014 International CES(2/2 ページ)

» 2014年01月10日 20時52分 公開
[長浜和也,ITmedia]
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カメラ機能を重視した「ZTE nubia 5S」

 「ZTE nubia 5S」は、5インチ液晶ディスプレイを搭載するハイエンドモデルだ。ディスプレイの解像度は1080×1920ピクセルになる。パネル表面にはコーニングの第3世代Gorilla Glassも組み込んでいる。本体サイズは68.8(幅)×137.7(高さ)×7.6(厚さ)ミリで重さは126グラム。このボディに容量2300mAhのバッテリーを組み込んでいる。

 モバイルプロセッサーにクアッドコアのSnapdragon 800シリーズを採用し、RAM容量は2Gバイト、フラッシュROM容量は32Gバイト、または、64Gバイトを用意する。OSは、Android 4.2.2を導入する。

5インチフルHDディスプレイを採用してSnapdragon 800シリーズを搭載する「ZTE nubia 5S」


ZTE nubia 5Sの側面

 ZTE nubia 5Sで重視するのがカメラ機能だ。メインカメラは有効1300万画素で、CMOSセンサーにはソニーが開発した「Exmor RS」を採用。センサー保護カバーにはiPhone 5sと同じサファイアガラスを使っている。動画の撮影で細かく動く手振れを補正して安定した撮影を可能にする「OIS」(Optical Image Stabilization)機能をZTE nubia 5Sで初めて導入したほか、静止画撮影では、ファインダーに「焦点」と「ホワイトバランス」、そして「測光」で独立した照準アイコンを表示し、それぞれをあわせたい場所に指定できるファインダー画面を用意した。

右がOISを導入したZTE nubia 5sで左がOISに対応しない従来モデル。同じ振動を加えてもOIS機能によって安定した動画を撮影できることを示していた(写真=左)。焦点、測光、ホワイトバランスで独立した照準を用意して、それぞれを合わせたい場所に指定できる(写真=右)

若い世代に購入しやすいIGZOモデル「ZTE nubia 5s mini」

 ZTE nubia 5s miniは、IGZOパネルを導入した液晶ディスプレイを採用する。ディスプレイサイズは4.7インチで解像度は720×1280ピクセル。本体サイズを65.7(幅)×134.8(高さ)×7.6(厚さ)ミリ、重さが120グラムとやや小型軽量にしたモデルだ。カメラ機能はZTE nubia 5s miniでも重視しており、メインカメラは有効1300万画素のExmor RSを採用している。

 ただし、モバイルプロセッサーはSnapdragon 600シリーズのクアッドコアタイプ「APQ8064」で動作クロックは最大1.7GHz。RAM容量は2GバイトでフラッシュROM容量は16GバイトとスペックをZTE nubia 5sから抑えて価格も安くすることで、若い世代への訴求を目指すとZTEのスタッフは説明している。(記事掲載当初、IGZOパネル採用の情報で誤りがありました。おわびして訂正いたします)

価格を抑えてカラフルなデザインを採用した「ZTE nubia 5s mini」


ZTE nubia 5s miniの側面

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