写真で解説する「AQUOS PHONE SERIE mini SHL24」

» 2014年01月22日 20時04分 公開
[村上万純,ITmedia]

 KDDIが2014年春モデルとして2月下旬に発売予定の「AQUOS PHONE SERIE mini SHL24」(レビューまとめはこちら)。OSやプロセッサーなどの基本スペックはKDDIの2013年冬モデルとして登場した「AQUOS PHONE SERIE SHL23」(レビューまとめはこちら)のものを継承しているが、その特徴は4.5インチフルHD IGZOディスプレイで、幅63ミリのコンパクトボディを実現した点だ。女性や若者を意識した、片手操作のしやすいカラフルなモデルに仕上げた。

photophoto 「AQUOS PHONE SERIE mini SHL24」。カラーバリエーションは、ピンク、ブルー、イエローグリーン、ホワイトの4色

スマホの大画面化が進む中で、コンパクトさを重視

 今回KDDIが2014年春モデルとして発表した端末は、6.4インチの「Xperia Z Ultra SOL24」(レビューまとめはこちら)や、6インチの「G Flex LGL23」(レビューまとめはこちら)など、画面サイズの大きいスマートフォンが目立つ。そのようにスマホの大画面化が進む中で、よりそのコンパクトさが際立っていたのがSHL24だ。「コンパクトモデルは一定の需要が必ずある」と説明員は話し、「女性や若者を中心に幅広いユーザーが使うことを想定している」と続けた。

photophoto 端末上部にキャップレス防水のイヤフォンジャックがある。となりのキャップを開けると、SIMスロットとmicroSDスロットが現れる(写真=左)。底部のUSB接続端子もキャップレス防水仕様だ。ストラップホールも備えている(写真=右)
photo 左側面には物理キーなどはなく、無駄な凹凸がない
photo 右側面上部には電源キーを搭載した。右手で持ったときに自然に親指を置く位置だ

 本体サイズは約63(幅)×124(高さ)×9.9(厚さ)ミリで、SHL23と比べて一回り小さくなっている。重さも145グラムから116グラムに軽量化した。ディスプレイも4.8インチから4.5インチと小型化したが、3辺狭額縁設計でフレームをぎりぎりまで細くしたため、ディスプレイのサイズ感はほとんど変わらない印象だ。また、ディスプレイの密度は460ppiから487ppiとより高密度になった。女性でも片手で操作しやすく、背面のラウンドフォルムも手になじむ。カラーバリエーションは、ピンク、ブルー、イエローグリーン、ホワイトのカラフルな4色をラインアップ。ただし、背面はツヤのある仕上げでやや指紋が付きやすく、汚れが目立つ印象を受けた。

photophoto フレームを限りなく細くした“EDGEST”のコンセプトを踏襲している(写真=左)。フルHDディスプレイは487ppiと高密度だ(写真=右)

小型でも妥協しないスペック

photo 背面に有効約1310万画素CMOSセンサー搭載のメインカメラを備える

 SHL24は、小柄なサイズながらスペック面でも妥協していない。省電力性に優れたIGZO液晶と容量2120mAhのバッテリーとの組みあわせで「2日間は駆動する」と説明員は話す。OSはAndroid 4.2、プロセッサーは2.2GHzクアッドコアのSnapdragon 800「MSM8974」を搭載し、有効約1310万画素CMOSセンサー搭載のメインカメラは暗所に強いF1.9の明るいレンズ「BrightEye」と新しい画像処理技術「NightCatch」を採用している。また、デジタルズーム時の画質の粗さを軽減する「美ズーム」機能を備えるほか、動画撮影にダイナミックレンジ補正機能が追加された。有効約120万画素のインカメラは、狭額縁設計の関係で端末正面右下にレイアウトされているため、端末上部に搭載されているモデルとは使い勝手が多少異なることに注意が必要だ。ボリュームキーはタッチセンサー式で、ディスプレイの右下に位置する。

 そのほか、防水(IPX5/IPX7)、テザリング、ワンセグ、赤外線、おサイフケータイなど各種機能も充実させた。ワンセグは内蔵のアンテナで視聴できるが、フルセグは非対応だ。通信面では下り最大150MbpsのLTEに対応し、KDDIが提供するトリプルバンドもサポートした。

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