Mozilla、25ドルの「Firefox OS」リファレンス端末を発表 ZTEとAlcatelからも新モデル登場Mobile World Congress 2014

» 2014年02月24日 10時42分 公開
[ITmedia]

 Mozillaは2月23日(現地時間)、スペインのバルセロナで24日から開催されるMobile World Congress(MWC)の会場で、モバイルプラットフォーム「Firefox OS」について発表した。

 Firefox OSは、Mozillaが2012年7月に発表したWeb標準技術のHTML5をベースにしたオープンなモバイルOS。現在、中国ZTEやALCATEL ONETOUCH(旧Alcatel Mobile Phones)、中国Huawei、韓国LG Electronicsなどが主に新興国市場(15地域)に向けて搭載端末を販売している。

 Mozillaは同日、ZTEの新端末「Open C」と「Open II」、ALCATELの「Fire C」をはじめとするFireシリーズのスマートフォンとタブレットを紹介した。いずれも米QualcommのデュアルコアSnapdragonプロセッサを採用し、画面の解像度も旧モデルよりも高くなっている。

 fire 1 ZTEの「Open C」(左)とALCATELの「Fire C」(右)

 Mozillaはまた、中国のファブレスメーカーSpreadtrumとの提携によるFirefox OS向けチップセット「SC6821」を発表した。MWCの会場で、このチップセットを採用した25ドルのスマートフォンのリファレンスデザインを披露する。

 fire 2

 Mozillaは今後のアップデートで、LTEのサポートやデュアルSIMへの対応、ホーム画面のカスタマイズなどの新機能を追加していくという。

「ALCATEL ONETOUCH Fire C」の主な仕様
機種名 Fire C
OS Fire OS
ディスプレイ 3.5インチTFT(320×480、165ppi)
CPU Qualcomm Snapdragon(1.2GHzデュアルコア)
RAM 512Mバイト
ストレージ 4Gバイト
外部メモリ microSD(最大32Gバイト)
メインカメラ 300万画素
インカメラ なし
サイズ 112.2×62×11.95ミリ
重さ 100グラム
バッテリー容量 1300mAh
ネットワーク GSM/UMTS/HSDPA+

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