サンディスクは3月5日、最大240MB/秒の書き込みに対応する高速USBメモリや「世界最大容量」(同社)となる128GバイトのmicroSDXCメモリカードなどの新製品を発表した。3月下旬より順次販売開始する。USBメモリについては以前に日本市場から撤退しており、5年ぶりの再参入となる。
製品名 | 容量 | インタフェース | 実売想定価格 |
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サンディスク エクストリーム プロ USB3.0 フラッシュメモリー | 128GB | USB3.0 | 2万円前後 |
サンディスク エクストリーム USB3.0 フラッシュメモリー | 16GB/32GB/64GB | USB3.0 | 3000円前後/4500円前後/8000円前後 |
サンディスク クルーザーフィット USBフラッシュメモリー | 16GB/32GB/64GB | USB2.0 | 1500円前後/2500円前後/4500円前後 |
サンディスク ウルトラ プラス microSDXC UHS-I カード 128GB | 128GB | UHS-I | 3万5000円前後 |
USBメモリのトップモデルとなる「サンディスク エクストリーム プロ USB3.0 フラッシュメモリー」は最大240MB/秒の書き込み、最大260MB/秒の読み込みに対応する高速タイプ。付属ソフト「Secure Access」によって128ビットAESでのファイル暗号化ならびにパスワード保護を行える。外装にはアルミを使用し、剛性を高めている。
サンディスク エクストリーム USB3.0 フラッシュメモリーは、最大190MB/秒の書き込みと最大245MB/秒の読み込みに対応するスタンダードタイプ。サンディスク クルーザーフィット USBフラッシュメモリーはUSBドングルのような厚さ7ミリの小型タイプ(サイズは22×15×7ミリ)で、いずれの製品にも暗号化/パスワード保護ソフトの「Secure Access」が付属する。
microSDXCメモリカード「サンディスク ウルトラ プラス microSDXC UHS-I カード 128GB」は、「世界最大容量」(同社)という128Gバイトの大容量メモリカード。UHSスピードクラス1とCLASS10に準拠しており、高解像度の映像や写真の保存にも適する。
2月に最大250MB/秒の書き込みと最大280MB/秒の読み込みを行える、UHS-II対応のSDXCメモリカード「サンディスク エクストリーム プロ SDHC/SDXC UHS-IIカード」を発表(出荷開始は4月予定)しており、「高速・大容量フラッシュメモリならばサンディスク」というブランディングを強力に行っていく考えだ。
また、製品発表にあわせて来日した米サンディスク バイスプレジデントのディネッシュ・バハール氏が「イノベーティブな新カテゴリ製品」としてWi-Fi内蔵ストレージ「サンディスク コネクト」を紹介した。これらは超小型のWi-Fi搭載ファイルサーバとも表現できるもので、日本での発売は未定。
本製品を使用することで、Wi-Fiで接続したスマートフォンやタブレット、パソコン間でのファイル共有や、記録された映像などメディアファイルのストリーミング再生が行える。USBメモリタイプ「フラッシュドライブ」とモバイルルータのほどの大きさの「メディアドライブ」が用意されており、フラッシュドライブは最大4時間、メディアドライブは最大8時間の連続動作が可能だ。
フラッシュドライブは16G/32G/64Gバイト、メディアドライブは32G/64Gバイトのメモリを搭載しており、後者は備えるカードスロットによってメモリ容量を追加することもできる。
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