AR(拡張現実)アプリメーカーのオランダLayarは3月18日(現地時間)、米Googleのメガネ型端末「Google Glass」版「Layar」をリリースした。Google Glassユーザーは専用アプリストアから無料でダウンロードできる。
Layarは、AndroidおよびiOS向けのARアプリを提供している。端末のカメラ映像に電子情報を重ねて表示し、画面に表示された情報アイコンをタッチすると、スポットの紹介や地図などの詳細情報を見ることもできるというアプリだ。日本でもWi-Fiスポットや駅構内の案内などのコンテンツを利用できる。また、QRコードや対応する印刷物をスキャンすることで関連情報を表示する機能もある。
Glassware(Google Glass向けアプリ)版Layarでは、「Ok Glass, scan this」と命令することでLayar対応印刷物をスキャンでき、スキャンするとジオタグ付き情報がGlassを通して表示される。選択したスポットの詳細情報を表示するには、Glassのつるの部分をフリップする。
公開されたプロモーション動画では、路上で不動産情報を検索する様子や、雑誌上の風景写真をスキャンした後、ユーザーがGlassに表示されるパノラマ写真を眺める様子が紹介されている。
現在、雑誌のGlamourや新聞、広告など20万件以上のLayar対応コンテンツをGlassで閲覧できる。
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