NTTドコモは、スマートフォンのスタミナを図る指標の1つとして、実際の利用シーンに即した「実使用時間」を機種ごとに公開している。2014年夏モデルはどれくらいなのか。現在数字が公開されているスマートフォンの実使用時間を長い順に並べてみた。なお、「Xperia A2 SO-04F」と「らくらくスマートフォン3 F-06F」の実使用時間は未定となっている。
機種名 | 実使用時間 |
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AQUOS ZETA SH-04F | 約101.7時間 |
ARROWS NX F-05F | 約88.2時間 |
Xperia Z2 SO-03F | 約79.2時間 |
Disney Mobile on docomo SH-05F | 約76.9時間 |
GALAXY S5 SC-04F | 約65時間 |
機種名 | 実使用時間 |
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AQUOS PHONE ZETA SH-01F | 約98.9時間 |
ARROWS NX F-01F | 約97.1時間 |
Xperia Z1 f SO-02F | 約83.6時間 |
Xperia Z1 SO-01F | 約57.7時間 |
GALAXY J SC-02F | 約55時間 |
5機種の中で最も長いのは約101.7時間の「AQUOS ZETA SH-04F」だ。ディスプレイのサイズは5機種の中でも最も大きな5.4型だが、バッテリー容量も3300mAhと最も大きく、省エネ性に優れたIGZOディスプレイの効果もあってか、(現時点で)夏モデル最長となっている。AQUOS ZETAの後は、約88.2時間の「ARROWS NX F-05F」、約79.2時間の「Xperia Z2 SO-03F」が続く。Xperia Z2は前モデルのZ1から20時間以上延びている。
なお、ドコモは2014年夏モデルでは実使用時間の測定条件を以下のとおりに変更している。いずれも1日あたりの使用時間だ。
2014年夏モデルでは、Web閲覧が10分減ったが、SNSアプリの利用が追加され、1日の総利用時間は5分増えている。ドコモ広報部によると、冬モデルよりは「少し厳しい設定になっている」とのこと。
夏モデルで条件を変えたのは「利用状況のトレンドを見て条件を設定している」(ドコモ広報部)ためで、LINEをはじめとしたSNSの利用が盛んになってきていることが大きいようだ。今後もこの条件を続けるかは未定だ。「例えば、カケホーダイ&パケあえるの提供後に通話のご利用が増えれば、通話時間を増やすかもしれない」(同)とのことで、次の商戦期(秋冬)でスマホの利用動向が変わったとドコモが判断したら、再び測定条件が変更される可能性がある。
測定条件が変わると、異なる時期に発売されたモデルとの比較が難しくなるので不便な面もあるが、その時々の利用動向を重視したということなのだろう。
「自分はもっとヘビーに使うのに……。この実使用時間はあてにならない」という人は、ドコモがWebサイト(https://www.nttdocomo.co.jp/product/battery_life/)で提供している「実使用時間シミュレーション」を利用してみてはいかがだろうか。ドコモが設定した項目ごとの利用時間を、ユーザーが選択できるようになっており、1日あたりの実使用時間を算出できる。2013-2014年冬春モデルと2014年夏モデルで算出ができ、複数の機種を横断して調べることも可能だ。
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