カメラはどう進化した? 「かざして翻訳」ってどんなもの?――「AQUOS Xx 304SH」「AQUOS Xx 304SH」の“ここ”が知りたい 第3回

» 2014年06月06日 20時43分 公開
[小林誠,ITmedia]

 「AQUOS Xx 304SH」の強力な機能といえば、有効約1310万画素の裏面照射型CMOSセンサーとF1.9の明るいレンズを備えるカメラだ。

 暗い場所でも明るく、ノイズが少ない写真を撮れる「NightCatch」は「II」にバージョンアップ。新しい機能として「全天球撮影」「検索ファインダー」「かざして翻訳」などが加わった。またHDRも「リアルタイムHDR」に進化している。これら、カメラ関連の性能と機能を、前モデルである「AQUOS PHONE Xx 206SH」「AQUOS PHONE Xx 302SH」と比べてみた。

photo 「AQUOS Xx 304SH」

カメラはどう進化した?

 さっそく夜景を撮り比べて、違いを見てみよう。左から、206SH、302SH、304SHで撮影した写真だ。いずれもフォトライトはオフにしている。

 206SHはNightCatchがないため、真っ暗で、水面の様子は分からない。302SHはNightCatchを使うことで206SHと同じ場所とは思えないほど明るく撮れた。水面だけでなく、夜空の雲の様子まで分かる。ただ明るすぎるかもしれない

 304SHはもちろんNightCatch IIを有効にした。302SHほど明るくなく、空や水面が黒く仕上がっている。暗さと明るさのバランスを重視した、キレイな“夜”を表現できているのは304SHと言えそうだ。

photophotophoto 左から206SH、302SH、304SHで撮影した夜景

 続いてフラッシュの輝度を比較してみよう。夜の公園のテーブルに造花を置き、3機種で撮影した。こちらも左から、206SH、302SH、304SHで撮影した写真だ。

photophotophoto 左から206SH、302SH、304SHで撮影した写真

 206SHを基準とすると、302SHのフォトライトはちょっと明るいくらい。写りの違いはセンサーや画像エンジンの違いもあるだろう。304SHは圧倒的な明るさ。ほかの2機種とはフラッシュの輝度が違うことが分かる。明るすぎて、造花が白飛びしてしまった(本来は淡いピンク)。

 リアルタイムHDRは、逆光でも白トビや黒ツブレが少なく撮影できるHDR撮影を、まさにリアルタイムで処理するもの。これまでのHDRは1度の撮影で露出を変えた2枚の画像を記録して、後から合成していた。そのため、2枚の画像を撮る間にスマホや被写体が動いて画像にズレが生じたり、連写ができなかった。

photophoto 逆光の花畑をHDR撮影した場合のイメージ。左がオフで、背景が白トビしてしまっている。右がオンにした画像で、背景の空もしっかり映っている。リアルタイムHDRなら撮影前から右のような仕上がりを確認できる

 リアルタイムHDRはその処理を撮影前にしてしまうもので、オンにすると、カメラのファインダーにはすでにHDR合成された画面を表示する。撮影前に仕上がりを確認できるし、連写も可能というわけだ。

 また誰でもキレイな写真が撮れるよう「フレーミングアドバイザー」という機能も加わった。撮影シーンに合わせて、レイアウトの参考になるラインが表示。被写体をそのフレームに合わせて撮影すれば、自然にキレイな構図になる。

 「多焦点撮影」やF1.9の明るいレンズ「BrightEye」、「近接撮影」は変わらず、押しっぱなし連写と便利な機能が充実し、従来機種からの機種変更でも慣れ親しんだ使い勝手と、機能の進化を感じてカメラを楽しめるだろう。

新しいカメラ機能はどんなもの?

 304SHに追加されたカメラ機能でもっとも注目なのが「全天球撮影」だろう。全天球撮影専用カメラも発売されているが、304SHの場合、自分の周りすべてをパノラマ撮影するイメージに近い。

 ファインダーに表示されたポイントにカメラを動かしていくと自動的にシャッターが切られ、それを繰り返しながら合わせながら頭上、足元まで撮影すれば最後に合成される。筆者の場合、撮影〜合成が終わるまで約2分ほど。シャッターを1回切るだけとはいかないが、スマホで撮る全天球撮影としては非常に面白いだろう。

photophoto 全天球撮影の様子。周りの写真をたくさん撮って合成する。画面内の白い丸いポイントにファインダーの中心を合わせると自動的にシャッターを切る。すべて撮り終えると合成が始まる(写真=左)。合成した写真(写真=右)。PCで見るとユニークなパノラマ写真といった具合。304SHのアルバムアプリを使うと、ストリートビューのような、360度ぐるりと回転するように写真を見られる

 また、カメラを利用した機能としては302SHでも搭載されていた「翻訳ファインダー」のほか、画面内の文字をなぞるだけで検索ができる「検索ファインダー」、中国語、韓国語を翻訳できる「かざして翻訳」が加わり、NAVITIMEアプリの追加機能として「周辺ファインダー」を使うことができる。

photo これは「検索ファインダー」の画面。ファインダー内の文字をなぞると青いラインが表示。その部分を検索して、検索結果のアイコンや、周辺の情報、画像、動画がアイコン化。タップすると該当画面に切り替わる。UIが面白いうえ、文字を入力して検索するのが面倒なときに便利だ
photo NAVITIMEが提供するカメラ用の追加アプリ「周辺ファインダー」は、GPSで現在地情報を確認しながら、周りの駅や店、観光スポットなどの方向、距離をファインダーに表示する
photo 英語、中国語、韓国語の看板があった。「かざして翻訳」を使ってみる。「中国語」「韓国語」「単語」「文章」などの選択が可能だ
photophoto 中国語を翻訳してみた。小さい文字だが「引き延ばさないでくあさい」「法律に基いて制裁を加える」などと翻訳され、なんとなくルールを破ってはいけない、といった意味が分かる(写真=左)。韓国語の翻訳は非常に分かりやすい。「ゴミを捨てないでください」「捨てれば法で処罰されます」と訳されている。区役所が貼ったゴミ捨ての看板だった(写真=右)

 AQUOS Xx 304SHのカメラを使ってみると、キレイに撮るのはもちろん、使って楽しいUI、便利な機能としてもカメラを強化していることがよく分かる。カメラに詳しい人でなくとも、さまざまなシーンでカメラを使ってみたくなるはずだ。

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