位相差AFや4K動画のHDR撮影を実現――ソニーが有効2100万画素の新型CMOSイメージセンサーを発表

» 2014年11月17日 20時53分 公開
[田中聡,ITmedia]

 ソニーが、スマートフォンなどのモバイル機器向けに、有効2100万画素の積層型CMOSセンサーExmor RS for mobile「IMX230」を発表。2015年4月から順次出荷を開始する。

photo Exmor RS for mobile「IMX230」

 今回開発したIMX230は、画素数が2100万に向上したほか、新開発の信号処理機能を搭載した。これによるメリットは2つある。

 1つは、スマートフォンのカメラで高速オートフォーカス(像面位相差AF)が可能になること。イメージセンサーの画面に離散的に埋め込んだ像面位相差AF専用画素から得た情報をもとに、被写体までの距離やフォーカスを合わせるためのレンズ位置を計算する。これらをセンサー内部の信号処理で行うことで、動きの速い被写体も瞬時に撮影できるという。

photo 像面位相差AFでは、最大192点の測距点を出力できる

 もう1つが、センサー側でHDR撮影の処理が可能になること。IMX230では画素の配置と信号処理を進化させたことで、新たに4Kサイズ(4096×2160ピクセル)の動画や、静止画でもダイナミックレンジの広い撮影ができるようになる。静止画のHDR撮影機能は、Xperia Z3など現行のスマートフォンにも搭載されているが、現在は別チップで実現している。IMX230ではセンサー内部の処理回路でHDR撮影を行うため、より高速で処理できるという。

photo 左が2012年8月に発表されたCMOSセンサー「IMX135」(有効320万画素)で撮影したHDR動画、右が新しいCMOSセンサー「IMX230」(有効2100万画素)で撮影したHDR動画。IMX135でHDR動画を撮影すると、もとの有効画素数から4分の1の画素数になるが、IMX230ではサイズを落とすことなくHDR動画を撮影できる

関連キーワード

CMOS | HDR | 撮像素子 | Exmor | 高速AF | 積層型CMOS


Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2026年04月27日 更新
  1. 3社そろい踏みの「Starlink Direct」 料金で仕掛けるドコモとソフトバンク、先行するKDDIは“サービス”で差別化 (2026年04月25日)
  2. スマホの「残価設定」にメス? 総務省がルール統一を検討も、Appleは「不当な扱い」と猛反発 (2026年04月25日)
  3. 楽天モバイル、ルーター「Rakuten WiFi Pocket 5G」の販売を一時停止 理由は? (2026年04月24日)
  4. ダイソーで1100円の「USB充電器(PD20W)」は、きちんと20Wで充電できるのか? (2026年04月26日)
  5. Xiaomiの前に、中国スマホの“雄”だったMeizu、またしてもピンチ (2026年04月26日)
  6. 5万〜6万円台で買えるおすすめスマホ7選 ハイエンド級性能、防水+おサイフ対応、カメラ重視など多彩 (2026年04月27日)
  7. ダイソーの1100円「シースルーイヤフォン」に一目ぼれ “音質と個体差”に目をつむれば「あり」な選択肢 (2026年04月23日)
  8. ソフトバンクが「今回もやる」とGalaxy S26を月額1円で販売――販売方法を早急に見直さないと撤退を迫られるメーカーも (2026年03月08日)
  9. 携帯電話のホッピング問題、「6カ月以内の継続利用を認める」方向で決着か 2026年夏に結論 (2026年04月23日)
  10. 1.72型ディスプレイ搭載スマートバンド「Xiaomi Smart Band 10」、高精度の睡眠モニタリングも可能 (2026年04月25日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー

2026年