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» 2015年09月25日 17時49分 公開

KDDIは「桃金」「3GB」をプッシュ――“3つのスーパー”で秋のiPhone商戦に挑む(2/2 ページ)

[房野麻子,ITmedia]
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田中社長の囲み一問一答――秋はiPhoneに注力する

 イベント終了後、報道陣向けに田中社長の囲み取材が行われた。

―― 年間を通じて携帯電話商戦の山場を迎えたが、むこう3カ月の市場動向をどう見るか。

田中社長 今回のスーパーカケホはiPhoneとからんで昨対比110くらいまで来ている。もう少し落ちるかなと予想していたので、予約が上がっているなと思っている。スーパーカケホが当たっているのかなというのが今の印象。秋商戦はiPhone商戦と言っても過言ではないが、足元で割といい数字が出てくるので、年末に向けてけっこう走れるのではないか。

―― (かけ放題プランは)他社が5Gバイトからの組み合わせなので、3Gバイトを強調している。しかし業績面で減収額が増えるのではないか。

田中社長 当然、減収インパクトがある。5Gバイトだとそうでもなかったが、料金が高くてスマホに移行できないユーザーがいらっしゃるのではないかという思いがあって3Gバイトからにした。下の方を下げたということ。現実的にフィーチャーフォンからスマホへの移行が少し出てきているかなと思っている。プラス要因と減収が打ち消し合って、それでも減収にはなるが、インパクトは薄らぐのではないか。

―― パケット利用量の月間平均はどれくらいか。

田中社長 スマホでは3.7Gバイトくらい。

―― 新規契約者におけるかけ放題プラン構成比でスーパーカケホの割合が40%とあったが、既存ユーザーが2Gバイトプランからスーパーカケホで3Gバイトにするような動きがあるのか。

田中社長 それはある。あまり使っていない人が基本料が安くなることによって使い始める。2Gバイトで済む人はだんだん少なくなってきている。今は3Gバイトと5Gバイトが同じくらいいて、3Gバイトの方はエントリー層が入っている感じ。

―― 安倍総理大臣の携帯電話料金を引き下げる話があったが、率直にどう思うか。

田中社長 ちょうど重なったが、我々自身としても、もう少し値段が下がった方がいいんじゃないかという思いがあった。ユーザーの声を聞いても、料金体系にもう少し手を加えた方がいいと思っていたので、趣旨は合っているんじゃないかと思っている。私自身は競争論者なので、確かに3社寡占のようになっているが、競争することがいいのではないか。上の指導でどうのこうのという話は、あまりよくないと思う。

―― 総務省が検討会議という話もあるが。

田中社長 ちょっとどうなるか分からないが、自分たちがユーザーの声を聞いて多様なプランを出すことだと思う。ユーザーの声は、シンプルにしろということではないと思う。自分の使い方にマッチしたプランが欲しいという方向だと思う。

―― 秋はiPhone商戦という話だったが、ほかのプラットフォームではどういった展開を考えているのか。

田中社長 秋はiPhoneで、Androidは春商戦と考えている。それぞれシーズンに合わせた、またはユーザーのセグメントに合わせた端末を出していこうと思っている。

―― 今期はAndroidがないということか。

田中社長 そんなわけない(笑)。楽しみにしていてほしい。

―― 注力するのはiPhoneだということか。

田中社長 やはりこの時期はユーザーがiPhoneを求めているので。

―― 料金体系の話があったが、政府と足並みをそろえていくのか、auとして競争の中で独自に料金体系を打ち出していくのか、どちらなのか。

田中社長 監督官庁の話も真摯(しんし)に聞くが、料金は認可料金ではないし、競争の中で頭を使って出していくものだと思っているので、足並みをそろえてということはないと思う。見るところはユーザーであって、別に政府ではない。声は聞くが、自分たちで工夫していかなくてはいけない。

―― いつくらいまでにというタイミングはあるか。

田中社長 全然分からない。記者さんの記事を見ると年末までにとか書いてあるが、まったく何も聞いていない。

―― 一部で報道があった電力小売りでの提携というのは。

田中社長 何も発表していないし、コメントのしようがないというのが本音。ファクト的には我々は4月からエネルギービジネス部を作って、電力販売についていろいろ検討している。タイミングを見て発表することがあれば、そのときに聞いてほしい。



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