auの「iPhone 6s」は全国で使える高速WiMAX 2+が強み LTEは225Mbpsに対応スーパーなネットワーク

» 2015年09月11日 18時10分 公開
[平賀洋一ITmedia]

 KDDI(au)は9月11日、25日に発売する「iPhone 6s」「iPhone 6s Plus」のネットワーク仕様について明らかにした。

photo iPhone 6sシリーズとiPhone 6シリーズ

 auの通信環境では4G LTEとWiMAX 2+が利用でき、それぞれでキャリアアグリゲーション(CA)が可能。最大通信速度は、LTEは端末がCategory 6に対応したことで下り225Mbpsに、WiMAX 2+はCA対応で下り220Mbpsになる。

photo auのiPhone 6s/iPhone 6s Plusは、下り最大225MbpsのLTEと下り最大220MbpsのWiMAX 2+に対応
photo CAで高速化したWiMAX 2+のサポートがポイント

 現在のiPhone 6/iPhone 6 PlusもLTEとWiMAX 2+を利用できるが、CAはLTEのみ。また端末仕様のため、LTEは下り最大150Mbps、WiMAX 2+は下り最大110Mbpsとなっていた。225Mbps/220Mbpsは2015年夏以降のAndroidスマートフォンでも対応しているが、iPhoneシリーズでサポートするのは今回が初となる。

 なおau LTEの225Mbps対応エリアはまだ限られているが、WiMAX 2+の220Mbps対応エリアは9月末までにそのカバーエリア全体に広がる予定。iPhone 6sのデータ通信はまずTD-LTE系、つまりWiMAX 2+での接続を試みるため、その高速化による恩恵が大きいという。

photo KDDIの石川雄三専務

 KDDIの石川雄三専務は、「WiMAX 2+には新しいバンドを20MHz追加している。CAは組み合わせるバンドが混雑していると、その真価を発揮できない。WiMAX 2+のCAはフレッシュな帯域を含んでおり、本当に素晴らしい体験を提供できる。本当にスーパーなネットワークだ」と説明。iPhone導入で横並びが指摘される大手キャリア間の競争について、まずは通信品質での違いをアピールした。

photo “西海岸のスペシャルイベント”に出張中の田中プロもスライドで登場

 また販売するiPhone 6s/iPhone 6s Plusは3G(CDMA)通信も可能で、現行のiPhone 6/iPhone 6 Plusと同じく、VoLTEのオン/オフに連動してユーザーが3Gの有無を設定できる仕様だという。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2025年12月05日 更新
  1. 飲食店でのスマホ注文に物議、LINEの連携必須に批判も 「客のリソースにただ乗りしないでほしい」 (2025年12月04日)
  2. 「楽天ポイント」と「楽天キャッシュ」は何が違う? 使い分けのポイントを解説 (2025年12月03日)
  3. 楽天ペイと楽天ポイントのキャンペーンまとめ【12月3日最新版】 1万〜3万ポイント還元のお得な施策あり (2025年12月03日)
  4. 三つ折りスマホ「Galaxy Z TriFold」の実機を触ってみた 開けば10型タブレット、価格は約38万円 (2025年12月04日)
  5. 「スマホ新法」施行前にKDDIが“重要案内” 「Webブラウザ」と「検索」選択の具体手順を公開 (2025年12月04日)
  6. サイゼリヤの“注文アプリ”が賛否を呼ぶ理由──「使いやすい」「紙メニュー前提」など多様な意見 (2025年11月23日)
  7. 楽天の2年間データ使い放題「バラマキ端末」を入手――楽天モバイル、年内1000万契約達成は確実か (2025年11月30日)
  8. Z世代で“友人のInstagramアカウント乗っ取り”が流行? いたずらで済まない不正アクセス禁止法違反 保護者が注意すべきこと (2025年12月04日)
  9. NTT系初の耳をふさがない集音器「cocoe Ear」発表 補聴器でない理由、AirPods Proとの違いは? (2025年12月03日)
  10. Googleで最も検索されたワードは何? 2025年のランキング発表 (2025年12月04日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー