発売まであと3カ月? iPhone 7(仮)はこうなるかも(1/2 ページ)

» 2016年06月12日 06時00分 公開
[鈴木美雪ITmedia]
iPhone 7 iPhone7 次期iPhone 新型 iPhone iPhone 6s/6s Plus

 米AppleはWWDC(Worldwide Developers Conference)を6月13日〜17日(現地時間)、米国サンフランシスコで開催します。WWDCとは、Appleが開発者や技術者に最新テクノロジーや新製品をお披露目するイベントです。初日の基調講演はライブストリーミング配信され、一般ユーザーも含めて世界中のAppleファンが新発表を見守ります。

 今回のWWDCでは「iOS 10(仮)」の発表が予想されていますが、その正式リリースに合わせて登場するとみられる「iPhone 7(仮)」、つまり次期iPhoneに関するヒントも当然出てくることでしょう。

 例年通りならば9月頃には発売されるはずの次期iPhone。Appleはまだ何も発表していませんが、既にさまざまなうわさが飛び交っています。WWDCを目前に控え、現時点で予想されている次期iPhoneの姿を探ってみました。

外観に大きな変更はない?

 各メディアでは「おおむね現行のiPhone 6s/6s Plusと外観は変わらない」と報道されていますが、何かしら小さな変化はあるだろうと予想されます。

 前提として、ここ数年iPhoneは「4 → 4s → 5 → 5s(5c) → 6 → 6s」という具合に、ナンバリングを変更する「大きなアップデート(数字が1つ進む)」と、旧モデルから方針を変更せずに完成度を高める「小さなアップデート(数字の後ろにsが付く)」を1年置きに繰り返してきています。

 現状Appleは2年に1度のアップデート周期をしっかり守っており、順当にいけば今年の秋に発売される次期iPhoneはメジャーアップデートのモデルになるはず。メジャーバージョンアップになった場合、前置きと矛盾しますが外観にある程度の変化は存在するように推測されます。

iPhone 7 iPhone7 次期iPhone 新型 iPhone 風傳媒の記事

 中国のニュースサイト風傳媒は、次期iPhoneについて「さまざまなうわさがある」とレポート。中でも、「次期iPhoneではホームボタンがタッチセンサーになり、前面は完全なフラットになる」という予測が目を引きます。

 ホームボタンがタッチセンサーになるといううわさは過去に何度もありましたが、いまだに物理ボタンのままです。ただ、タッチセンサーの採用は「防水化する」という別のうわさにも合致するため、完全に否定はできません。ホームボタンはTouch IDも統合しているので、指紋認証との兼ね合いも気になりますが、今までにリークされた外装の画像はいずれも背面のみで、前面は謎に包まれています。

厚さは1ミリ薄く、ボディーは非金属ガラスに?

 次期iPhoneは本体サイズの縦・横幅はiPhone 6s/6s Plusと変わりませんが、厚さについては、iPod touchのような極薄ボディー(厚さ6〜6.5ミリ程度)になるとのうわさがあります。

 iPhone 5sが7.6ミリ、iPhone 6sが7.1ミリなので、次期iPhoneの厚さが6.1ミリだったら、感触的にはかなり薄くなったように感じるのではないでしょうか。歴代で最薄のiPhoneはiPhone 6の6.9ミリでした。このうわさが正しければ、最薄の記録を更新することになります。

 また、次期iPhoneのボディーは、従来のアルミニウム合金製ではなく、ガラス製の極薄ボディーになるかもしれません。「少なくとも非金属になるだろう」と中国メディア「FENG.COM」が「中国のサプライチェーン関係者の話」として伝えています。

 米テクノロジーメディアのWCCFtechも、Appleはガラスと金属を組み合わせる技術の特許を取っており、「iPhone 7はガラス製のボディーになるかもしれない」と報道しています。

 しかし、AppleはApple WatchとiPhone 6sに「7000シリーズ」と呼ばれる最新のアルミニウム合金を採用したばかり。この状況でガラス製のボディーが次期iPhoneに採用されるとは考えにくく、次々期iPhoneあるいはiPhone 8(仮)で採用されることも十分あり得ます。

256GBの最大容量モデルが投入される?

 今まで容量128GBが最大だったiPhoneですが、次期iPhoneは「最大ストレージ容量256GBモデルが投入されるのでは」との観測が浮上中です。しかも、1サイズではなく2サイズの展開になるのではないかといわれています。

 もともと256GBモデルは「2サイズ発売するうち、1つの機種のみ」という筋が濃厚でしたが、ここにきてテクノロジー関連情報機関のTrendForceが、「Appleは次世代iPhoneのスペックを大筋で決めた」として、次期iPhoneのスペック予測を公開。発売される次期iPhoneは2サイズあり、2サイズとも最大ストレージ容量256GBの製品が発売されるのではと報じています。

 しかし、256GBモデル以外の情報は報道されておらず「現行の64GBが128GBに置き換わるのでは?」「最低ストレージ容量が16GBから32GBに引き上げられる」と、うわさは定かではありません。

 上記の予測は、2015年にNANDフラッシュメモリの価格が急激に下落したことによるもので、スペック情報はこれからも引き続きウォッチする必要がありそうです。

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