iPhone 7 Plusとの違いは?――「ZenFone 3 Zoom」のカメラを試す+「ZenFone AR」もCES 2017(2/2 ページ)

» 2017年01月06日 22時10分 公開
[太田百合子ITmedia]
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「Tango」対応ながらコンパクト&スリムな「ZenFone AR」

 「ZenFone AR」は、GoogleのVRプラットフォーム「Daydream」に加えて、GoogleのARプラットフォーム「Tango」にも対応。両プラットフォームに対応するスマートフォンは世界初とのことで、会場ではZenFone 3 Zoom以上に大きな注目を集めていた。

 Tangoに対応したスマートフォンといえば、日本ではLenovoの「Phab 2 Pro」が発売されたばかりだが、6.4型QHDのPhab 2 Proに対し、ZenFone ARは5.7型 WQHDのSuper AMOLEDディスプレイを採用しており、コンパクトかつ高精細なのが特徴。実際に手にした感じも非常にスリムで、サイズも重さも一般的な大画面スマートフォンと変わらないという印象だ。

ZenFone 3 Zoom 「Daydream」「Tango」に両対応しながらスリムデザインの「ZenFone AR」

 プロセッサはSnapdragon 821で、VR、ARアプリの使用に支障のないよう、メインメモリは6GBと8GBの2モデルを用意。8GBのメインメモリを搭載するのはスマホ初とのこと。発熱対策として蒸気を用いた冷却システムも採用されている

ZenFone 3 ZoomZenFone 3 Zoom

 背面には23Mピクセルのカメラに加えて、Tangoの使用に必要なモーショントラッキングセンサーカメラ、深度センサーカメラの3つを合わせた「TriCamシステム」とフォトライトが、非常にコンパクトに収められている。

ZenFone 3 Zoom
ZenFone 3 Zoom ZenFone 3シリーズと同様に、ハイレゾ音源の再生が可能なほか、ヘッドフォンはDTSバーチャルサラウンドにも対応。迫力あるサウンドと合わせてVRに没入できそうだ

 展示機ではTangoの体験はできなかったため、実際にどの程度快適に動作するかは製品の発売を待つしかないが、もしこのサイズ感でPhab 2 Proと同様の体験ができるとなれば、かなり魅力的な製品といえるのは間違いない。

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