iOSに「ARKit」登場 iPhone、iPadで使える世界最大のARプラットフォームへWWDC 2017

» 2017年06月06日 05時00分 公開
[井上輝一ITmedia]

 米Appleは6月5日(現地時間)、米カリフォルニア州サンノゼで行われている世界開発者会議「WWDC 2017」で、iPhoneやiPad向けのアプリ開発に使える「iOS 11」の新機能、AR(Augmented Reality, 拡張現実)プラットフォーム「ARKit」を発表した。

ARKitを発表するクレイグ・フェデリギ氏

 「数億のiPhoneやiPadで動く。つまり、世界最大のARプラットフォームだ」という。ARKitはゲームエンジン「Unity」や「Unreal Engine」、Appleの3Dフレームワーク「SceneKit」をサポートする。「早く、安定したモーショントラッキング」「基本的な境界での平面推定」「環境光推定」「スケール推定」を可能としている。

使っているものは端末内のカメラ、CPU/GPU、モーションセンサーだけ

 発表会ではクレイグ・フェデリギ氏がARKitのデモを行った。壇上の机にiPhoneのカメラを向け、机の上にiPhoneの画面からコーヒーカップを置いてみせた。コーヒーカップは机上で移動することもでき、奥にずらすとその分小さく、手前にずらすとその分大きくなるなど、カメラから入ってくる映像を3次元的に処理している様子を披露した。

iPhoneからコーヒーカップを置く
右側のライトもARで置いたもの
コーヒーの位置でスケールが推定できていることが分かる
「Pokemon Go」もARKitに対応したら、ポケモンがちゃんと地面に着地できるように
モンスターボールも地面でバウンド

 また、ニュージーランドのVFX制作会社、WETAデジタルのアラスダー・コウル氏の「Wingnut AR」というAR作品では、机をiPadで写すと、机上にリアルな街並みが再現された。机上の街で繰り広げられる戦闘シーンは、iPadを動かすことでさまざまな角度から見ることができた。Wingnut ARは2017年後半にゲームとしてリリースされるという。

壇上の机をiPadで写すと
机上に街並みが展開
iPadの画面に映るWingnut AR
飛行船が襲来し、爆撃を開始
街は残骸だらけに

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2026年02月10日 更新
  1. 「iPhoneの調子が悪いです」の文言、なぜアイホンのFAQに? 実はAppleと深く関係 (2026年02月08日)
  2. 総務省有識者会議が「手のひら返し」な我が国への示唆――日本を国際標準から遅れさせたのは自らの愚策のせい (2026年02月08日)
  3. ソフトバンク、短期解約を繰り返す「ホッピングユーザー」を抑制 その理由は? (2026年02月09日)
  4. 「東京アプリ」で1.1万円分をゲット、お得な交換先はどこ? dポイント10%増量+楽天ペイ抽選が狙い目か (2026年02月05日)
  5. KDDI、楽天モバイルとの「ローミング重複エリア」を順次終了 松田社長が言及 (2026年02月06日)
  6. 楽天モバイル、1000万回線突破も残る「通信品質」の課題 5G SAの早期導入とKDDIローミング再延長が焦点に (2026年02月07日)
  7. Googleが台湾のPixel開発拠点を公開 「10 Pro Fold」ヒンジ開発の裏側、“7年サポート”を支える耐久テスト (2026年02月09日)
  8. 東京アプリ、PayPayがポイント交換先に追加される可能性は? 広報に確認した (2026年02月05日)
  9. 東京アプリ、PayPayとWAON POINTをポイント交換先に追加 交換時期は「決まり次第案内」 (2026年02月09日)
  10. 「小型iPhone SEを復活させて」──手放せない理由SNSで話題 どこが“ちょうどいい”と評価されるのか (2025年11月29日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー

2026年