iPhone 8を乗り換えで購入するならどのキャリアがお得? 新旧プランも比較

» 2017年09月30日 06時00分 公開
[迎悟ITmedia]

 「iPhone 8/8 Plus」の発売から1週間が経過し、各キャリアのショップや家電量販店などの取扱店で実機に触れ、購入を検討している人も徐々に増えてきているのではないでしょうか。iPhoneの発売は毎年秋ごろのため、このタイミングで購入したユーザーはちょうど分割支払いを終えたり、2年の定期契約の更新を迎えたりします。特にこの時期、新機種への買い替えは、「機種変更」よりも「他社への乗り換え」(MNP)で、より安く最新のiPhoneの購入を検討している人が増える傾向にあるように思います。

 そこで今回は乗り換えにフォーカスを当て、各社でiPhone 8 64GBをMNPで購入した場合の月額料金を確認してみました。記載した料金は全て税込、なおauの「その他」に記載するアップデートプログラムEXは非課税です。

月間に5GB利用する場合

 まずはオーソドックスな「5分までの通話定額」と「データ容量5GB」で利用した場合の月額から比べてみましょう。

月間に5GB利用する場合

 基本料金やデータ定額料は全く同じですが、本体代金とその割引(=実質負担)の差が大きく、この組合せにおける最安値はソフトバンクとなります。

月間に20GB利用する場合

 続いて、2016年に登場して以降、人気を集めている大容量データパックから「20GB」のプランを選択した場合を比べてみます。

月間に20GB利用する場合

 こちらも基本使用料等は横並び、本体代金や割引についても先ほどの5GBのプランから変動がないため、ソフトバンクが最も安くiPhone 8を購入できる内容になっています。

48回払いの新料金プランだとどうなるか

 今回、iPhone 8/8Plusの発売に合わせ、auとソフトバンクでは購入方法に従来の24回払いから「48回払い」を追加しています。

 また、48回のうち、24回の支払いで残った半額を減免する買い替え支援の施策・オプションも提供されています。

 実際には48回(4年間)も利用せず、半額を負担してもらい24回(2年間)での買い替えが多くなると仮定し、新料金・新サービスを利用した場合の月額も試算、比較を行いました。

新料金プランを5GB利用で計算した場合

 auの「auピタットプラン」は1GB単位で月額が変動する料金プランです。このうち、平均的に5GB程度のデータ通信を行うユーザーが多いため、同プランで5GB利用した場合の月額を算出。

 同様にソフトバンクについても48回払い+半額の購入サポートを適用し比較するために5GBのデータパックでの月額を算出しています。

 auについては契約・購入から1年目に限り「ビッグニュースキャンペーン」が適用され、月額料金が1080円割引されます。そのため1年目の月額は、3キャリアの従来の5GBプランよりも安くなります。また、auの新料金プランをiPhone 7/7 Plus/8/8 Plusで契約すると「auデビュープログラム」が適用され、au WALLETプリペイドカードに1万円分のチャージバックがあるため、実際には2年間の総額から1万円分の負担が軽減されると考えていいと思います。

 しかし、それよりも安いのがソフトバンクの新料金プランで、月額料金、2年間の合計ともに5GBプランの中では最安となっています。

 ただし、auピタットプランは「使ったデータ料に応じて料金が変わる」段階制の料金プランになっているため、5GBよりも少ない月が多ければ多いほど、他社よりも安価に済む可能性があるともいえます。

新料金プランを20GB利用で計算した場合

 また、人気の20GBのプランを選択した場合ですが、こちらは従来プラン・新プラン、どちらの場合でもauの新料金プラン「auフラットプラン」(段階制ではなく、20GBか30GBを選ぶプラン)を選択するのが、月額料金も、2年間の合計も最安となっています。

 ここまで3キャリアの料金をできるだけ同じ条件で比較しましたが、その他の料金プラン・割引サービスの選択肢として、家族でのデータ容量のシェアや、固定回線等のセット割引などもあり、一概にここまでに試算した結果が「最安」とは限りません。

 また、ここにない費用として乗り換え時に発生する「事務手数料」や「転出手数料」といった諸費用を加味していくと、2年間の総額における差額はほとんどなくなってしまう場合も考えられます。

 他社への乗り換えを検討されているようでしたら、この記事を参考にケータイショップで相談してみてはいかがでしょうか。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

最新トピックスPR

過去記事カレンダー

2024年