毎年恒例、新型iPhoneカメラ性能チェックのコーナーがやってまいりました。
今回、iPhone 7 Plusがデュアルカメラを搭載してきたときのようなインパクトはない……んだが……。
撮ってみると、ん? なんか画質が良くなった気がするぞ、と。ディスプレイがよくなったせいもあるけど、PCに吸い上げて同一条件で見比べると、確かにキレイに写っている。それが最初のチェックポイント。
続いてデュアルカメラモデルならではのポートレートモードと、iPhone 8 Plusでのみ楽しめるポートレートライティング。
最後にiOS 11でサポートされたLive Photosの応用機能。
という感じでいってみよう。
ではiPhone 8 Plusのカメラで撮る。iPhone 8のカメラとiPhone 8 Plusの広角カメラは同じものなので8 Plusの方をチェックしていく。
カメラアプリの撮影画面はこう。左がiOS 11にしたiPhone 7 Plus、右がiPhone 8 Plusだ。
実はほんのちょっと違うのである。いきなり細かい話で申し訳ないけど、iPhone 8 Plusには「HDR」の項目がない。
実は、カメラの設定に「自動HDR」ってのが追加されて、これがオンになっていると完全にカメラまかせになってメニューから消えるのだ。
なのでHDRがなくなったわけじゃない。気にしなくてOK。これをオフにすると、メニューにHDRが現れる。
で、両方で撮り比べてみる。その前に、相変わらずアジア系Android機が得意な「美肌」「ビューティー」「メークアップ」といった処理はありません。そこはもうカメラ機能に対する思想の違いといっていいんじゃないかというレベルで、そういう処理をしたい人は別途サードパーティー製アプリでやるべし、である、ってことは念頭においといてください。
さて違いは出るか。
違うでしょ。色と階調が違う。
iPhone 8 Plusの方がシャドー部の階調がしっかり残っている。肌の色がちょっと濃いめに出るのは好みではあるが、シャドー部の階調がしっかりしたのはいい。
もうちょっと分かりやすい1枚。髪の毛や背景のレンガ、唇の色を見るべし。こちらはiPhone 8で撮った写真も入れてみた。
さて、赤の発色が変わった(だから肌色もちょっと赤みを帯びている)、と思った私は赤いものを撮り比べてみたのである。
上がiPhone 7 Plus、下がiPhone 8 Plus。望遠カメラで撮影。一目瞭然でした。iPhone 8 Plusの方が赤がキレイ。
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