フランスのスマートフォンベンチャー、ウイコウ・ジャパンは11月22日、日本向け端末の第2弾となるスマートフォン「View」と、熊本のMVNO「くまモバイル」とコラボしたスマートフォン「くまフォン」を発表した。Viewの発売時期は12月中旬で、価格は2万5000円〜3万円程度になるだろうとしている。くまフォンは発売を「ほぼ決定」としつつも、具体的な時期や価格は未定。
Viewは5.7型で18:9のディスプレイを持つ金属筐体のスマートフォン。デュアルSIMとmicroSDカードを同時に搭載できるほか、フロントカメラに1600万画素のセンサーを搭載することで高画質のセルフィーが撮影できることをアピールしている。また、3キャリアでのVoLTE通話に対応する。
SoCはSnapdragon425(1.4GHz 4コア)でメモリは3GBと、スペック的にはローエンドに当たる。ボディーカラーはブラック、ディープ・ブリーン(青と緑の中間)、チェリー・レッド、ゴールドの4色。
機種名 | View |
---|---|
メーカー | Wiko |
OS | Android 7.1 |
プロセッサ | Qualcomm Snapdragon 425/1.4GHz 4コア |
メインメモリ | 3GB |
ストレージ | 32GB |
外部メモリ | microSDXC(最大128GB) |
ディスプレイ | 約5.7型HD+ |
解像度 | 720×1440ピクセル |
連続通話時間 | − |
連続待受時間 | − |
バッテリー容量 | 2900mAh |
アウトカメラ | 有効約1300万画素CMOS |
インカメラ | 有効約1600万画素CMOS |
ボディーカラー | ブラック、ディープ・ブリーン(青と緑の中間)、チェリー・レッド、ゴールド |
サイズ | 約73.1(幅)×151.5(高さ)×8.7(奥行き)mm |
重量 | 約160g |
くまフォンは、熊本のMVNOくまモバイルとその親会社のコムテクノが、Wikoとコラボして発表したスマートフォン。Wikoの日本第1弾スマホである「Tommy」にくまモンのイラストを印刷したもので、ソフトウェア部はTommyと同様。カラーには熊本をイメージする赤を採用した。
化粧箱の製作は凸版印刷と協力し、組み立てることでVRゴーグルになるものにした。これにくまフォンをマウントすることで、熊本城の震災前の状態を閲覧できるVRコンテンツを楽しめる。
「オリジナルスマートフォンを作りたいという需要はあるが、普通はどうしても10万台程度からの発注でないと端末メーカーは受注しない。Wikoは1万台のロットからでも受注していきたい」と、くまモバイルとコラボできた理由をウイコウ・ジャパンのマネージングディレクター嶽 貴友紀氏が語った。
また、2016年の熊本地震の復興に貢献したい考えを示しており、「収益の1%でも熊本県に寄付していただけるMVNOがあれば独占的にくまフォンを案内したい」(嶽氏)
販売は「ほぼ決定」としているが、現在は取り扱い通信事業者を募集中の段階。
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