「インスタ」で癒やされたいならこの子たちをフォロー! 2017年人気ペットトップ10

» 2018年01月01日 15時00分 公開
[中井千尋ITmedia]

 2017年は流行語大賞に「インスタ映え」が選ばれるほど、写真共有SNS「Instagram」が人気を集めた。そのInstagramが11月末、「2017年のトレンド」を表すランキングを発表。

 発表されたランキングは、最もLikeされた写真・動画、最もフォロワーが多いセレブや最も写真が共有された場所、最も使われたハッシュタグなど。その中には「最もフォロワーが多いペット」も含まれていた。

 確かに、Instagramを眺めているとペットなど動物の写真がよく登場する。では、実際にはどんなペットが人気で、彼らにはどのくらいのフォロワーがいるのだろうか。

1位 jiffpom(@jiffpom)―ポメラニアン、米国在住

超セレブペット「Jiffpom」のフォロワー数は720万人。日本国内ユーザーで最も人気のある渡辺直美とほぼ同じ数

 世界で最もフォロワー数が多いペットの映えある第1位、ポメラニアンのJiffpomは、InstagramだけでなくYouTubeやスナップチャット、動画作成・共有SNSのmusical.lyでも大人気。これら全てのSNSを合計すると、2300万人ものフォロワー、ファンがいるという超セレブペットだ。

 人気の理由は、2014年にケイティ・ペリーの歌「Dark Horse」のミュージックビデオへ出演したこと。さらに「世界で最も速く後ろ足だけで10m走り、世界で最も速く前足だけで5m走る」というギネス記録を持っているからだ。

 人気者のJiffpomは、当然のように自分のウェブサイトを持つ。そこでは彼のロゴ入りTシャツやスマホケース、カレンダーやジグソーパズルなどを販売。彼に関する問い合わせ先として、タレントエージェントやリーガルエージェントが掲載され、ライセンス、マーケティング関連では北米、欧州、そして日本の担当者もいるようだ。

耳に当たっていないヘッドフォンが癒やしポイント(Instagramより
おちゃめな動画も多数アップロードされている(Instagramより

2位 nala_cat(@nala_cat)―猫、米国在住

元捨て猫、シンデレラストーリーを体現する「Nala」

 350万人ものフォロワーがいる、猫部門人気ナンバーワンのNalaは、なんと元は動物保護施設に預けられていた捨て猫。生後5カ月で施設に預けられたNalaは飼い主の目に止まり、殺処分を免れた。そこから彼女の人生は180度変わり、今やInstagramの超人気者だ。

 彼女もやはりウェブサイトを持ち、彼女自身のイラスト入りのTシャツやマグカップ、バッグが販売されている。飼い主の意向により、売上の一部が動物保護施設へ寄付されているという。

 捨て猫からセレブ猫という変身ぶりはまるでシンデレラガール。真ん丸の目にフォロワーたちは癒される。

猫好きにはたまらない、手を強調したショット(Instagramより
自分の名前入りイスまである(Instagramより

3位 Doug The Pug(@itsdougthepug)―パグ、米国在住

インスタ映えを追求するコスチュームが人気の「Doug」

 明るくて陽気、落ち着いた性格を持つパグは、Instagramでも一定の人気を保つ存在。3位にランクインしたフォロワー数300万人のパグ、Dougの写真は世界中のパグ好きにはたまらないだろう。

 投稿されている写真には、サングラスをかけたり、一見筋肉モリモリのように見せる服を着たりとパグの特徴的な外見を生かしたユーモアに溢れるものが多く、フォロワーを魅了している。

 しかも写真のコメントは、なぜか上から目線。それもまたパグの仏頂面に合っていると思え、毎回の投稿が待ち遠しくなりそうだ。

「クリスマスソングがうるさいならクルマから出てけ」となぜか上から目線のDoug。表情もぴったりだ(Instagramより
お腹が出たおじさんのよう(Instagramより

4位 Marutaro(@marutaro)―シバイヌ、日本在住

日本国内ユーザー第8位のフォロワー数を誇る、日本を代表する犬

 米国勢がランキングを占める中で、日本のシバイヌが4位にランクイン。丸太郎(通称まる)は、CMやテレビ番組への出演や書籍の発売、雑誌への掲載などメディアから引っ張りだこで、2016年には米国の「タイム」誌で「世界で最も影響のある動物100匹」に選ばれている。また、フォロワーの9割が海外ユーザーというインターナショナルなシバイヌだ。

 まるの写真はどれもほっこりして癒されるものばかり。少しふっくらとした体形や優しい顔つきから感じるのだろう。

すてきすぎる「まるスマイル」(Instagramより
寒い冬には見ているだけで暖まりそう(Instagramより

5位 Grumpy Cat(@realgrumpycat)―猫、米国在住

「Not funny(面白くない)」というフレーズが似合う「Grumpy Cat」

 フォロワー数240万人で第5位にランクインしたのは、丸太郎とは対照的にいつも不機嫌そうな顔つきのネコ、「Grumpy Cat」。「grumpy」とは不機嫌な・気難しいという意味の言葉。普通にしているだけで不機嫌な顔のGrumpy Catは、どんな格好をしていても、目の前にキャットフードが置かれていても、何をしていても不機嫌そうなのだ。

 また、プロフィール欄に記載されているハッシュタグ「#TeamGrumpy」では、Grumpy Catに負けないくらい不機嫌な顔つきの動物の写真が投稿されている。自分のペットの写真も投稿してみてはどうだろう。

こんな怖い顔のサンタクロースがいるだろうか。着せる側が申し訳ないと思ってしまうほど(Instagramより
「このキャットフードはまずいから嫌いだ」とでも言わんばかり(Instagramより

6位 Marnie the Dog(@marniethedog)―シーズー、米国在住

老年の星、現在16歳の「Marnie」

 「Marnie」もNalaと同様に、動物保護施設から引き取られ、今ではInstagramでの人気者となっている。引き取られたとき、彼女はすでに11歳。現在16歳の高齢犬だ。

 Marnieには驚くべきエピソードがある。引き取られたとき、彼女の左目は灰色にくすみ見えなくなっていた。もう回復しないだろうといわれていたが、新しい飼い主の元で元気を取り戻した直後、なんと左目が透明度を取り戻し再び見えるようになったのだ。

 そんな奇跡を起こしたMarnieのチャームポイントは、常に舌がペロッと出ていること。おばあちゃん犬の投稿で癒されること間違いなし。

プールパーティーにもサングラスで参加するおちゃめなおばあちゃん犬(Instagramより
10月に16歳の誕生日を迎えたMarnie。まだまだ元気でいてほしい(Instagramより

7位 Tuna(@tunameltsmyheart)―チウィニー、米国在住

バリエーション豊かな表情で飽きさせない「Tuna」

 ダックスフントとチワワのミックス犬、チウィニーの「Tuna」は、口からちらっとのぞく小さな歯が印象的。センス抜群の写真と自然な表情で、フォロワー数は190万人を抱える。

 投稿されている写真はどれも表情豊か。歯をむき出して怒っていたり、ニンマリと笑っていたり、かわいらしく上を見上げていたり。いつも違った印象の写真が投稿され、フォローしていて飽きない。

油断しまくりの寝顔。寝ているときも歯は出ている(Instagramより
恐竜のかぶりものはお気に召さなかった様子(Instagramより

8位 JuniperとFig(@juniperfoxx)―キツネ、米国在住

犬、猫が並ぶ中、キツネの「JuniperとFig」が異彩を放つ

 犬、猫以外で唯一ランクインしたのが、2匹のキツネ「JuniperとFig」だ。ペットとして飼われることがほとんどない動物なだけに、その生活は気になるところ。2匹は犬と一緒に飼われており、その仲良しぶりも人気のポイントだ。

 犬のように真ん丸に丸まったり、ベットの上でくつろいだり、頭をなでられて気持ち良さそうにしたりと、普段山にいるキツネが犬のように過ごす様子は、やみつきになる。

犬とも仲良く暮らす。犬も安心しきっている様子(Instagramより
こんなかわいい表情を見たらフォローしてしまう(Instagramより

9位 Lil BUB(@iamlilbub)―猫、米国在住

永久に子猫サイズの「Lil BUB」

 「Lil BUB」は、生まれたときからいくつかの遺伝子異常を持ち、永久に子猫サイズで成長しない猫。また、いつも舌が出ているのは、極端に短い顎と生えてこない歯が原因だという。

 身体は小さいけれどパワフルで、身体のハンディキャップを個性に変えてInstagramで人気者となっている。Instagramの他にもYouTubeで動画、Spotifyでは楽曲も配信している。

飼い主とのふれあい時間。舌が出ている(Instagramより
ここでも舌が出ている。かわいい(Instagramより

10位 Loki(@loki_the_wolfdog)―シベリアンハスキー、米国在住

寄り掛りたくなる大きさがたまらない「Loki」

 10位にランクインしたのは、クールな表情と写真が印象的な、シベリアンハスキーとホッキョクオオカミとマラミュート(犬の品種の1つ)のミックス「Loki」。その大きさからも、Lokiがおっとりのしのしと歩く姿が想像できる。

 人気の理由はLokiの見た目だけではなさそうで、写真・動画のクオリティー、伝わってくる飼い主とLokiの信頼関係、背景の大自然など、思わずフォローしておきたくなる要素が満載だ。

暖かみが伝わってくる写真(Instagramより
Lokiがブランケットで飼い主が枕。なんともうらやましい(Instagramより

 どれも個性豊かな10匹。お気に入りは見つかっただろうか。早速フォローしてお正月から癒されてみては?

ライター

執筆:中井千尋

編集:岡徳之(Livit)


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