「ドコモと一緒に市場を開拓」「MEDIAS Wとは全く別物」 ZTEが語る2画面スマホ「Axon M」開発秘話CES 2018(2/2 ページ)

» 2018年01月16日 06時00分 公開
[村元正剛ITmedia]
前のページへ 1|2       

安く作ると品質は落ちる

―― 日本のユーザー要求が高いというのは、具体的にどのような面で高いのでしょうか? 競争が激化している中国市場の方がユーザーの目が厳しいようにも思いますが……。

張氏 われわれ端末メーカーからすると、品質に対する目はものすごく厳しいと認識しています。無線性能はもちろん、こん包箱にまで品質が求められます。また、これはキャリアにも関係することですが、サービスの質も重視されます。中国でも品質への要求はどんどん高くなっていますが、箱の材質や、箱の中のビニールにまでこだわることはありません。中国ではたくさんの端末メーカーがあり、競争が激しいのは事実ですが、違う市場と認識しています。

 最近、新しい中国メーカー(OPPOと想定される)が日本に参入することがニュースにもなっていますが、われわれの経験から言うと、品質とコストは相反するもので、安く作ると品質は落ちます。ですので、大変な努力が必要だと認識しております。

―― 日本市場ではキャリア向けだけではなく、SIMフリーモデルも投入していますが、2018年も引き続き、SIMフリーモデルを発売する予定ですか?

張氏 日本市場においてキャリアビジネスが最重要であることは先に述べましたが、同時にオープンマーケットも重要だと考えています。市場の変化に伴い、日本のユーザーのニーズもグローバルに近づいています。そのニーズに応える製品を、高い品質で出していきたいです。また、そうしたニーズをキャリアモデルに反映したいとも考えています。

 キャリアとのビジネスの中で、ZTEの知名度も少しずつ上がってきました。キャリアビジネスでの経験をオープンマーケットにフィードバックすることもできるでしょう。キャリア向けに発売したモデルを時期を空けて、オープンマーケットで提供することもできるのではないかと考えています。

―― 今回のCES 2018では5Gに関する展示も注目を集めていました。日本では、ソフトバンクと協力して5Gの研究開発を進めていますが、ソフトバンクと共同でスマホを開発する計画もありますか?

張氏 弊社が日本市場に参入して、最初に端末を出したのはソフトバンクでした(2010年の「かんたん携帯 804Z」/スマホでは2011年発売の「シンプルスマートフォン SoftBank 008Z」)。その後、ずっとソフトバンク向けの端末は出し続けています。一時期スマホは少なくなりましたが、モバイルルーターやキッズフォンは継続してリリースしています。5G向けでも、ソフトバンクと一緒に、新しい特徴もあるモバイル端末を開発・提供していきたいと考えています。

 弊社は5Gに向けても、いろいろな企業と協力し、準備を進めています。システムやネットワークの分野で経験を持っていることに加え、Qualcomm社とも強いパートナーシップを持っています。システムと端末の両方で、世界をリードしていきたいと考えています。2020年に東京オリンピックが開催されますが、その際には、弊社も5Gのサービスや端末で貢献したいと考えています。

Axon M CES 2018のZTEブーズには、5Gの技術を紹介する「5G Future Tunnel」が設置されていた
Axon M 5G Future Tunnelの内部
前のページへ 1|2       

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2026年02月11日 更新
  1. ソフトバンク、短期解約を繰り返す「ホッピングユーザー」を抑制 その理由は? (2026年02月09日)
  2. 楽天モバイル+ドコモ回線がセットの格安SIM「NYCOMO(ニコモ)」 月額4928円でデータ無制限+3GB (2026年02月10日)
  3. auの「iPhone 17(256GB)」、MNPとUQ mobileからの乗り換えで2年6400円に (2026年02月09日)
  4. Amazonで整備済み「iPad(第8世代)」128GBモデルが3万5800円 10.2型ディスプレイ搭載 (2026年02月09日)
  5. 「東京アプリ」で1.1万円分をゲット、お得な交換先はどこ? dポイント10%増量+楽天ペイ抽選が狙い目か (2026年02月05日)
  6. KDDI、「副回線サービス」の一部を8月末に終了 “Starlink”や“00000JAPAN”などの代替手段があるため (2026年02月11日)
  7. 財布に入る、カード型の使い切りモバイルバッテリー登場 発火リスクの低いリチウムマンガン電池を採用 (2026年02月09日)
  8. Googleが台湾のPixel開発拠点を公開 「10 Pro Fold」ヒンジ開発の裏側、“7年サポート”を支える耐久テスト (2026年02月09日)
  9. 「MNP短期解約を対策してほしい」――携帯4キャリアが訴え 電気通信事業法のルールが足かせに (2026年01月20日)
  10. IIJmio、mineo、NUROモバイル、イオンモバイルのキャンペーンまとめ【2月10日最新版】 お得な月額割引や激安スマホも (2026年02月10日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー

2026年