―― 「荒木飛呂彦」のサインは、今回は入っていないんですね。
津田氏 なかなか鋭いご指摘ですね。じつは……(と、パッケージを見せる)
―― !! なんと! パッケージに書かれていたんですね。
津田氏 サインの有無も、集英社さんと話し合いました。JOJO L-02K本体については、サインがない方がいいと、荒木先生から指定いただきました。
鹿島氏 サインを入れてほしいというリクエストは上げさせていただいたんですけど、今回は別で、という形になりました。
津田氏 細かな配色は変わる可能性がありますが、箱だけでイラストをご覧いただけるようにしています。
鹿島氏 僕も自分の家に飾っているんですけど、箱だけでも飾って成立するのが一番大事かなと。ロゴも、「docomo」と箱に入れないといけないんですけど、スリーブ(箱を包む透明ケース)だけに入れています。
―― これはうまい逃がし方ですね。
津田氏 社内的にはいろいろ怒られ尽くしです(苦笑)。この最終形(ロゴなしの箱)が前提でありましたからね。
―― 端末本体にはdocomoロゴは入れないといけないんですか?
鹿島氏 だいぶトーンは落とさせていただいているんですよ、これでも。
津田氏 ドコモと集英社さんとコラボレーションしたということで……ロゴは必要ですね。ただ、作品を邪魔しない場所に入れることにはこだわり、レギュレーションからは少し離れて、この端末に最適な配置にしました。
―― レギュレーションがあるんですね。それをJOJO L-02Kには適用していないと。
津田氏 厳密には適用していないですね。通常であればdocomoロゴをセンター等に配置するところを、JOJO L-02Kではイラストのノイズにならないように、カメラと指紋センサーの間に移動させています。カラーも可能な限りなじむ色になるよう調整しました。V30+と見比べていただくと分かりやすいと思います。
鹿島氏 ぎりぎりアウトぐらいですけどね(笑)。ちなみに、FeliCaマークもL-06D JOJOにはあったんですけど、今回は取って、ソフトで場所が分かるようにしています。
―― これも異例の……。
2人 異例ですね。
―― FeliCaチップはどこにあるんですか?
津田氏 ちょうどハードマークの周辺ぐらいがアンテナです。逆にその位置にあるからこそ、FeliCaロゴを入れるとイラストとかぶってしまうので、イレギュラーな調整をしました。
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