カメラ音痴にこそ使ってほしい 360度全天球カメラのGoPro「FUSION」レビュー

» 2018年04月03日 06時00分 公開
[らいらITmedia]

 GoProの全天球カメラ「FUSION」の国内正規販売が、4月2日に始まりました。FUSIONは360度のビデオや写真を5.2Kの高画質で撮影でき、VR動画から通常の画角の動画として切り出せる「OverCapture」機能が特徴です。価格は8万9800円(税込)。

FUSION GoProの最新全天球カメラ「FUSION」を目黒川で使ってみました

 Instagramでは「#ゴープロのある生活」というハッシュタグが作られ、100万件以上投稿されるほど人気となったGoProシリーズ。FUSIONではどんな動画が撮影できるのか、早速使ってみました。

初めてでもカンタン撮影

 本体は正方形の手のひらサイズ。前後に2つの魚眼レンズが付いており、前面にはバッテリー残量などを表示するディスプレイが搭載されています。

FUSION
FUSION FUSIONの前面と背面。ディスプレイは必要最小限の情報が表示されます

 手持ちだと映像の大部分に手がかぶってしまうため、説明書のイラストを見ながら付属品の自撮り棒をセットします。自撮り棒は簡易三脚にもなるので、初めから地面に置いての撮影もできるようになっています。

FUSION
FUSION 不器用な私でも簡単に自撮り棒をセットできました。三脚にもなって便利

 USB Type-Cケーブルで充電し、microSDをセットしたら準備完了。録画ボタンを押せばすぐに撮影が始まります。microSDは2枚必要なのでご注意を。高解像度の全天球映像を素早く記録するため、フロントとバックそれぞれのカメラにmicroSDを1枚ずつ割り当てており、180度映像をカメラ内でステッチングして360度映像を生成します。

FUSION 端子はUSB Type-Cポートを1つ搭載
FUSION microSDを2枚セットします

 もう一度録画ボタンを押せば撮影が終了し、自動的に動画が保存されます。歴代GoProシリーズと同じく感覚的に操作できるので、決定的な瞬間も見逃さずサッと撮影できます。

FUSION ボタンを押せば撮影が始まり、再度押せば停止します
FUSION
FUSION 付属品には専用ケースがあるので、安心して持ち運べます

 ここまではいつものGoProと同じ。高精細な5.2Kで30fps、進化した手ブレ補正、360度音声と高性能なので、設定など全く何も考えずに撮影できました。でも、FUSIONがスゴいのはここから!

アングル切り取り機能「OverCapture」の実力は?

 FUSIONで撮影した360度動画は、スマホアプリの「GoPro」を使って編集します。今回注目の新機能が、撮影した360度動画から、通常の画角のHD動画を後から切り出せる「OverCapture」機能です(現在iOS版のみで、Android版は近日対応予定)。

FUSIONFUSION Wi-FiとBluetoothでスマホとFUSIONを接続し、デバイスを登録します

 動画をアプリに読み込んだら、切り取りたい動画を選択します。指でスライドするとアングルも変わるので、好きな構図を決めて録画ボタンをタップして録画開始。

FUSION 目黒川沿いでの撮影は、撮影者本人や前後の人の流れ、隣接する建物を映したくなかったので……
FUSION 目黒川の桜だけが映るアングルに変えて、画面右の撮影ボタンをタップして録画スタート

 録画中もスワイプ、ピンチイン・ピンチアウトすることで、不要な要素を排除し、好きなアングルだけを切り取ることができます。VR動画のように、iPhone本体を動かして感覚的にアングルを変えることも可能。初めて触ったときは「何じゃこりゃ、簡単すぎる!」と思わずのけぞりました。

FUSION Instagram、Facebook、YouTubeなどに簡単共有

 完成した動画はアプリからそのままSNSなどへ共有できます。GoProの公式動画編集アプリ「Quik」に引き継いで、音楽などを加えたハイクオリティーな動画にも仕上げられます。この動画は編集時間が10分もかかっていません。簡単にも程がある!

 撮影からシェアまでがあまりにスムーズなので、旅行先で撮った思い出を帰りの電車の中で編集して、自宅に着く頃には全てSNSにアップ完了なんて離れ業もできてしまいます。動画のダイナミックさはもちろん、編集までシームレスにできるGoProのエコシステムも、InstagramでGoProが支持を集める理由の1つなのです。

カメラ音痴にこそ使ってほしいカメラ

 FUSIONからアプリ編集の一連の流れを体験して驚いたのは、とにかく誰でも簡単にリッチな動画を製作できること。そこにカメラのセンスだとか撮影技術は必要ありません。

FUSION 同じ要領で動画から写真を切り取ることもできます。撮影サイズは16:9とスクエアの2種類

 取りあえず360度全ての景色を撮っておいて、後からOverCaptureでイケてるところだけ残そうぜ、というスタンスです。カメラワークを考えるのが苦手でも、後からゆっくりアプリで好きなアングルを決めればオールOKなのです。

FUSION 切り取った写真もそのままSNSへシェアできます

 FUSIONは10カ国語対応のボイスコントロール機能、GPS、加速度計、ジャイロスコープなどを搭載し、5mまでの防水、無線LANとBluetoothに対応します。撮影モードは他にもタイムラプス、タイムラプスフォト、ナイトプラス、バーストモードがあり、1800万画素の全天球フォトも撮れます。

 360度映像が撮影可能なアクションカメラとして必要な機能は十分搭載されているので、カメラ初心者でもボタン1つで高品質な動画が撮影できます。ハイスペックゆえに価格もハイですが、これ1台あれば、夏のアクティビティーから子どもの成長記録まで、あらゆる思い出をダイナミックに残せるはずです。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2026年04月06日 更新
  1. スマホ大型化の裏で高まる「小型音楽プレーヤー」待望論 現役ウォークマンか、“ポストiPod”のiPhone SEか (2026年04月05日)
  2. Suica、JRE POINTのキャンペーンまとめ【4月5日最新版】 チャージで最大2万ポイント還元のチャンス (2026年04月05日)
  3. WAON POINTやAEON Payのキャンペーンまとめ【4月4日最新版】 ポイント10倍多数、1万ポイント還元も (2026年04月04日)
  4. 楽天ペイと楽天ポイントのキャンペーンまとめ【4月3日最新版】 1万〜3万ポイント還元のチャンスあり (2026年04月03日)
  5. ソフトバンクが「今回もやる」とGalaxy S26を月額1円で販売――販売方法を早急に見直さないと撤退を迫られるメーカーも (2026年03月08日)
  6. 皆さん、パソコンやスマホを何で持ち運んでいますか? 私はリュックサックです (2026年04月04日)
  7. JALモバイルに対抗してANAモバイルがついに登場――MVNEたちはJAL、ANAに続く「経済圏」を見つけ出せるか (2026年04月05日)
  8. 選択肢が増えた「Starlink衛星とスマホの直接通信」 ドコモとauのサービスに違いはある? (2026年04月02日)
  9. 新幹線でも「音漏れ」気にせず映画に没頭 NTTの技術実装で 公共交通機関で初 (2026年04月04日)
  10. LeicaコラボのXiaomiスマホ「Leitzphone」、中国モデルはデザインと名称が異なる (2026年04月05日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー

2026年